離婚危機に陥った時の心構えは、「最後まで妻に寄り添う」

記事
コラム
妻のことは書かないつもりでしたが、自分の気持ちは書こうと方針を変えました。 
お義母さんを通じ、妻から離婚を切り出されてから早くも半年がたとうとしています。 
この半年、本当に苦しかったです。いえ、今も苦しいです。 
そんな中、私は今後どうするか、答えを出しました。 
答えは、「最後まで妻に寄り添う。たとえ離婚になろうとも。何を言われてもされても。」です。 
そして、「たとえ、私から寄り添われることを、もう妻が求めていなくても。」です。 

その答えを出したのはなぜか。 

答えを出した理由は簡単です。 
されたことはショックですが、それでも、私にとって、「大切な愛しい妻」だからです。 
この半年、様々な葛藤がありました。妻が心底憎いと思ったこともありました。 
特に、請求されてもいないのに一月分の婚姻費用を支払った後、その婚姻費用を請求しない代わりに離婚を要求する手紙が届いた時は、人間不信になりました。 
法律的には悪くないかも知れませんが、された方にしてみたら本当に酷かったです。 

憎いと思ったのは愛しているから。 
最初は憎かった。 
とても酷くて本当に憎いと思いました。 

だから、初めは逆に、こちらから通告なしに調停を起こそうとも考えました。 
まさか私から調停を起こされるとは、妻も考えてないと思ったからです。 
たとえ、弁護士に相談していたとしてもです。 
起こしたと手紙で伝えようとも思いました。 
婚姻費用と離婚を同時請求したことを責める内容も書いてです。 

カウンセリングと法律相談を経て 

しかし、その後、カウンセリングと2回の法律相談を経て、考えが変わりました。 
というよりは気づきました。 
こんなに酷く感じているのは、妻を憎いと思ったのは、妻を愛しているからだと。 
妻が、私にとって、とても大切で愛しい人だからだと。 
だからこそ、私は離婚したくないと思っているのです。 

愛の反対は何か。 
愛の反対は無関心。 
愛の反対は、憎悪ではなく無関心。 
そもそも、妻のことを何とも思っていないなら、早々に別れてます。 
そして、何とも思ってないなら、今回のようなことをされてもそんなに憎みはしません。 
「ああ、こんな人なんだ。」と思って終わりです。 
怒りはあっても憎しみを抱くかといったら疑問です。 
愛する人にされたから酷いのです。愛するからこそ恨むのです。 

愛してなくても憎む時 

愛してなくも憎むことはあります。それは自分の愛するものを奪われた時です。 
いじめを受けた人間を憎むのは、自分を愛しているからです。 
家族を殺した加害者を憎むのは、愛する家族を奪われたからです。 
冷たい言い方かもしれませんが、自分が関心のないものを破壊されてもそんなに憎みはしません。 
同じように、自分が関心の無い人にこんな請求をされたら腹は立ちますが、あまり恨みません。 
関心がないし、関係がないからです。

深い悲しみの底にある愛 

神話ですが、ルシファーが人間に嫉妬し魔王となったのは、神への愛からだと記憶してます。 
戦争は欲望から引き起こされるものですが、愛するものを奪われた憎しみからも起きてます。 
憎しみというものの根底には、愛するものを奪われた、愛するものに裏切られた深い悲しみ、 
そして、深い悲しみの更なる根底には愛があるのだと思います。 
カウンセリングでさえ気づきませんでした。 

カウンセラーより 

カウンセリングでは、「調停を起こします。妻がどう思うかより身の安全です。」と話しました。 
カウンセラーの先生からは、 
「安心しました。妻がどう思うか気にしてなくて。」 
「まず、妻より貴方自身の体が大切です。」 
と言われました。 
カウンセリングでさえ、私は考えを変えませんでした。 
法律相談でも、自分の身を守ることだけ考えて相談しました。 
その後、自分を守ることを考え妻を憎む内に、妻を愛する自分の気持ちに気が付きました。 

自分の本当の気持ち 

憎しみの裏に隠された深い悲しみ。 
そして、その悲しみの更なる裏に隠された、自分の本当の気持ちに気が付いたのです。
妻が求めていなくても寄り添うというのは、優しさの押し付けとも思いました。
しかし、考えてみたら、求めているいないに関わらず、妻なのだから、最後まで離婚になるまでは夫として寄り添っても良いのではないか、そう思ったのです。
それに、本当に私に寄り添われることを、妻が求めていないかどうかは分からないのです。
なので、自分の正直な気持ちで対応することにしたのです。
最後まで寄り添う。
それが正直な気持ちです。

調停は一旦保留にしました。
結局、別のカウンセラーさんの助言で私から申し立てることにしたのですが、私の気持ちは変わりません。
調停では寄り添う気持ちを正直に話すつもりです。
例え、何を言われても。
それで離婚ならもう仕方ありません。




サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す