こんばんは、natsuです
暑い日も続いていますが元気に過ごしていますか?
今日は、「独り勝ちしない」というお話をしたいと思います。
これは・・・私が暗闇に包まれて、人に対して怒りや憎しみ苦しみに包まれて、自分自身を見失ってしまいそうな時に母から伝えられた言葉です。
やってもやっても報われない、頑張っても頑張っても乗り越えられない、どうして自分ばかりこんな目に遭うのだろう、どうしてまっすぐ努力をし続けてもその都度壊され崩され続けなくてはならないのだろう、どうして犠牲にならなくてはいけないのだろう、そんなお気持ちを抱く事が、時にあるかもしれません。
何をどうしたって、救われない
何をどうしたって、報われない
どんなに頑張ったって、願う未来は訪れない
そう思うことも、あるかもしれませんね。
どうして自分はこんなに頑張っているのに
頑張ることから逃げ続ける人間もいて
どうして自分はこんなに苦労をして努力を重ねているのに
苦労や努力から逃げられる人間たちも存在するのか
そう外側に対してネガティブな感情を強く抱く事もあるかもしれませんね。
そうなんです。
いくら善良(だと思っている)道を選んでも、優しさ溢れる(だと思っている)選択をとったとしても、自分にとって得もメリットもない(だと思っている)ものに良かれと手を貸したとしても、それに倣った状況が訪れるなんて保証はなく、自分がそうしたからといって、他者まで同じ行動、言動、思考、感情を持つかというのはまた別の話・・・その人その人の問題課題なのであって、他人が操縦できるものでも関与できるものでもないのです。
そもそも、人の数だけ価値観や想いがあって・・・そこに善悪も、良し悪しも、こうであるべきといったものも、何一つありません。
つまり、自分が正しい、良い、素晴らしいと思っていることが、他者にとって同じとは限らないという事です。固定概念、世間体、一般的、が分かりやすい例ですね。それが決して悪いわけではないし必要、だけどなんの価値にも値しない時もまた、同じだけあるという事をイメージしてもらえれば、皆さん思い当たるものがあると思います。
頭で理解していてもそれを心に落とし込む事が出来なくて、他人に対して優しくなれなくて、そんな自分も嫌で・・・苦しい事もあるかもしれませんね。
自分の正当性をはかるために、自分の正しさを証明したくて、誰かを攻撃したり、誰かを傷つけたり、そして最終的に巡り巡ってその行為が自分までをも攻撃して傷つけている事に気づいたとき、涙があふれて止まらなくなることもあるかもしれませんね。
そして・・・誰がどうみても、自分がこんな苦しい状況になる理由は何一つない、そんな状況が目の前に訪れることも、時にあるかもしれませんね。
そんな風に・・・誰かに対して優しくあれない時、誰かに対して怒りや憎しみや恨みを感じて手放せない時、そんな時に伝えられた言葉を皆さんにも共有したいなと思います。
誰かにとって、このメッセージが何かのきっかけになりますように。
誰かにとって、光の大切さに気付くきっかけになりますように。
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どんなに自分が正しかったとしても、どんなに相手に非があったとしても、自分が絶対に勝利出来る戦いであったとしても、独り勝ちしてはならない。
どんなに自分が善良で相手が悪であっても、一つ残らず搾り取るような独り勝ちをしてはならない。
どんな人間であっても、暗闇に入れてはならない。
光を残してあげなさい。
それが自分にとって辛く悲しく苦しい選択であったとしても、必ず光を残してあげなさい。
それが出来る人間でありなさい。
どんな状況下であっても、分け与えてあげられる人間でありなさい。
例えそれが自分にとってなんの得にならないと思えても、それでも手を差し伸べられる人でありなさい。
自分を落としてはならない。
自分が自分であるために、独り勝ちしてはならないよ。
自分が自分であるために、光を与えられる人でありなさい。
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それでは、また!
natsu