『兜焼きの瞳』

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小説
刑務所前の交番で落とし物がないか訊ねる。「さすがに白馬の王子の王冠はないな。中学生用の体操着入れならある」気心知れた間柄ではあるがこの時ばかりは“何を言っているんだこいつ”と心の声が瞳の濁り具合から察することができた。本当に漫画みたいだ。マグロの兜焼きでもこうはならない。
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