「勘」を鍛えると上手くいきます!

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「勘」を鍛えると上手くいきます!

その道のエキスパートの話を伺うとよく耳にするのが、「なんとなく」とか「直感」でということを仰る方が結構いらっしゃいます。

ご本人は「たまたま」という感じでご謙遜している場合が多いのですが、実はこの「勘」こそがエキスパートの印です!実際に、意識していることが少ないのでご本人の認識は本当に「たまたま」とか偶然というのも事実ですが、いわゆるこの「第六感」とでも言う感覚は鍛える事ができる「スキル」です。

「刑事の勘」

刑事ドラマを見ているとよく出てくるセリフに「刑事の勘」と言うのがありますが、これが今回とりあげる「勘」です。これは、長年に渡って捜査してきた経験から来る「仮説」と言う事です。勘と言っていますが、実際は勘ではなくて経験に基づく仮説や予測というのがこの「勘の正体」です。

当たり前ですが、駆け出しの刑事にはこうした「勘」はベテランの刑事に比べると限定的なものになります。理由は簡単で絶対的な経験が少ないからです。この場合は、実際は余り根拠のない当てずっぽうの事が多いのが現実です。

なぜ「勘」と言うか?

では、なぜベテランの刑事は「勘」と呼ぶのでしょうか?
実はこれにも理由がある場合が多いのです。

その理由は、「言語化できない」からです。もう少し簡単に言うならば「きちんと説明できない」から「勘」と言う言葉でごましてしまっている場合が多いのです。
プログラミングでもビジネスでも、経験的に「こうすると上手くいく」とか、「この兆候は失敗のパターン」などという事がわかる場合が結構あります。これは、いろいろ試した結果感覚的にその結果が予想できるからこうした事がわかるのですが、理由を聞かれると上手く説明できない事は結構あります。

これはどう言うことかというと、「勘」は「練習」や「実践」で身につける要素が大きいからです。「知識」は「勉強」や「学習」で身につけるもので、こちらは、どちらかというと言語化しやすく説明もしやすいので通常は「勘」とは呼ばれません。

ほとんどの場合、こうした練習や実践から身につけた物は言語化されない場合も多い物です。しかし、これが上手く言語化できた場合、つまり上手く説明できた場合は一般的に「発見」とか「発明」と呼ばれます!

鋭い勘を身につけるには?

ここまで来ると、鋭い勘を身につけるにはどうしたら良いのかお分かりでしょうか?

勘を身につけるコツは沢山、「練習」・「実践」する事が一番の方法です。

実はもう一つ大事な事があります。
実は、練習や実践をするだけでは鋭い勘は身につきません!
一番大切なのは、練習や実践を通して「沢山の失敗」をすることが鋭い勘を身につける秘訣です。失敗をして、上手くやるための試行をしないと「使える勘」は実は身につきません。

失敗、危険を感じないとこうした感覚が育たないのです!

専門家やエキスパートと呼ばれる人は、実際に普通の人よりかなり多くの失敗をしている物です。それが、そうした勘を鍛えて上手くやる方法に繋がっていると言うのが、そうした方々から詳しく話を聞くと見えてきます。

言語化できると「先生」になれる!

そうして身につけた勘を言語化できると、先生やインストラクターと呼ばれる人になれます。つまり、そうした実践や練習で身につけたコツを上手く人に説明できると、人に教えることができるという事です。

先生になるのに重要な事は「自分の言葉」で説明できると言うことが重要です。

ところが、多くの場合、人の言葉で説明している場合が多いのも事実です。説明を聞いていてわからないと思うことがあると思いますが、こうした場合はほとんどの場合説明している方も実は余りよくわかっていない場合が多いです。

まとめ

「勘を鍛えると上手くいく」と言うタイトルで書いてみましたが、どう言うことかというと、「沢山練習・実践」して沢山の失敗をすると、実は結果的に成功するためのコツが身につくということです。

上手くいくためのコツは、失敗した時にどうしたらうまくいくか「考えて」「修正」するかです。失敗しないで上手くいってしまうとこの「考える」ことをする機会がないので、「考えて」「修正」できません。
これをやっていると、「悪いパターン」と「良いパターン」が見えてくる物です。これが見える様になると、良いパターンを選べばうまくいくと言う実にシンプルなことです。

成長の為には失敗は重要なステップです。失敗を恐れずにチャレンジすると上手くいくもので、ぜひ失敗を恐れずに「勘」を鍛えて成長を目指してみませんか?















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