できる人とできない人の違い

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できる人とできない人の違い

いろいろな分野で、「できる人」と「できない人」がいますが、その違いをご存知ですか?色々あると思いますが、その中でも大きな部分を占めるあるポイントについて紹介します!


「できる」ための二つのポイント

この連載はプログラミングに関する話題を中心にお届けしていますが、プログラミングに限らず色々な分野で、「できる人」と「できない人」が存在します。もちろん、「できる」のには理由がありますし、「できない」のにも理由があります。

その二つとは:

* やり方がわかる
* 必要な事を練習する

この二つが揃うとできます!

やり方がわかるというのは、「何を」「どのような順番で」「どうやってやるか」を理解しているという事です。そして二つ目が、「どうやってやるか」を実際に練習して上手にできるようになるという事です。この連載で何度か書いていますが、「知っている」だけでは実際にはできない場合が殆どです。できるようになるためには、やる事を練習するという過程が必要になります。

つまり、できるようになるには「やり方がわかって」「練習する」とできるようになるという事です。

「できない」理由は?

では、できない理由は何だお分かりでしょうか? 逆を考えれば良いので:

* やり方がわからない
* 練習をしていない

という事です。シンプルですよね?

つまりできるようになるために必要なことは、「何がわからないかをハッキリさせる」事がまず最初に必要です。そして、やる事が分かったら「練習」すればできるようになります。

ところが、そうは簡単に行きませんよね?

実は、「何がわからないか」がハッキリすると問題の90%は解決したようなものです。 あとは、練習をすれば確実にできるようになるので、ゴールが見えているので殆どの人は頑張れます!

では、「わからない」時はどうしますか?最初にやるのは調査です。人に聞いたり、本で調べたり、インターネットで検索したりします。

もう少しわかりやすい例を挙げるならば、例えば「カレー」を作りたい場合には、カレーの作り方を調べますよね!まずは、レシピを見つけて、材料を揃えて、調理をすればカレーはできるはずです。 ところが、レシピがあればできそうですが、初めて料理をする場合にはそうは行きませんよね!?レシピ通りに作ったつもりでも、大体どこかで行き詰まります。

例えば、「材料を切る」とレシピに書いてあっても、どれくらいの大きさや形に切れば良いのかわからない場合もあります。材料が切れたとしても、今度はレシピに「材料を炒める」と書いてあるかと思いますが、どれ位炒めれば良いのかも見当がつかないものです。

こうしたことは、実際にやってみないとレシピでやり方を見ただけでは「出来ないところ」は全部分からない事を示しています。

YouTube などで調べて実際に目で見て、材料の切り方や炒め方を理解すると、また先に進めます。 そのようにして、一つ一つできない事を見つけては解決してレシピの手順を進めていくとようやくカレーが完成します。

それでも最初は、なかなか上手くいかないものです。これを何回か繰り返すと、実際にやることの詳細がわかってきますし、調理のやり方も上手くなるので、スムーズにカレーが作れるようになります。その時には、実際にカレーを作る作業が頭の中に浮かんでイメージできるようになっていますし、やり方のコツも練習することでわかっているはずです。こうして、やる事の一つ一つは具体的にイメージできるようになると「できる」ようになるという事です。

やり方を聞いただけではできない!
上の例を読んで頂くとお分かりかと思いますが、実は、「やり方を聞いただけではできない」というのが出来ない大きな理由です。ほとんどの場合、初めてやる場合やうまく出来ない場合は、どうやってやるかを人に聞いたり、インターネットで調べて、やり方の手順などは簡単に手に入れる事ができます。

しかし、実際にやってみると、人に聞いたり、インターネットの手順だけではなかなか上手く行かない場合も沢山あります。実際にやってみて、できない事を一つ一つ解決して、さらにその練習をしないとできるようにはなりません。

やり方は簡単にわかっても、隠れている「分からない事」「できない事」は実際にやらないとわかりませんし、ほとんどの物は練習しないと上手にできるようにはならないものです。

やり方を聞く、調べるというのは、実際にやるための第一歩に過ぎません。その後の、「実際にやる」「練習する」という努力をしないとできるようにならないと言う事です。

できるようになるために!
プログラミングでも何か別の学習でも同じですが、できるように何をすれば良いかというと:

「まずはやる事を決める」

事が重要です。やる事が具体的に決まると、実際に実行できるようになります。実際に実行すると、わからない事が出てきます。分からない事が出てきたら、それを調べてさらにやる事を間に埋めていきます。そうして、やる事が全てクリアになると、あとはそれを繰り返しやる、つまり練習すればできるようになります。

できない場合には、まだ何か欠けているものがあるという事です。実際にやりながら、欠けているピースを揃えてやる事が全て明らかになって、イメージできるようになる事ができるようになる道筋です。

できない人は、欠けているピース(何ができないのか)を見つけられていないと言う事です。

何ができないかは、人によって微妙に変わってきます。レシピだけでは美味しい料理を再現できないのは全てのピースがレシピには書かれていない事が多いからです。やり方を見つけたとしても、完全なやり方がわかる場合は限られたケースだけです。そのほかは、実際にやりながら欠けているピースを見つける必要があります。ピースが欠けている部分があると意識するだけで、結果は変わってきます。ピースを揃えればできるようになります。

最初は、このピース探しをするのは難しいので、手っ取り早いのは上手な人の真似をするのが一番です。まずは、見える部分を真似しながら、うまくいかなかったら何が隠れているかを本人に聞いたりして調べながら繰り返せば大抵の事はできるようになります。

まとめ
プログラミングに限った話ではありませんが、できない場合にはそのやり方に何か欠けている部分がある場合が殆どです。やり方を調べれば簡単にできそうな事でも実際にやってみると、必要な事がやり方に含まれていない場合が実際にはよくあります。

実際に見つけたやり方を実行してみると、上手くいかない場合には、目にみえない事や、コツが隠れているものです。何が足りないのかを見つけ出して、ピースを埋めていける人ができる人という事になります。できない人は、手に入れたやり方に固執して欠けている部分、見えない部分に目がいっていない場合が殆どです。

できるようになるためには、やる事を細かく具体的にイメージできるようになる事がポイントで、他人のレシピではなく、それを自分のためのレシピに変えないとできるようにはなりません。人によって必要なレシピは違います。他人に聞いたやり方や調べたやり方はあなたにとっては完全なレシピではない事を頭に入れて、あなた自身のレシピに変える力が要求されます!
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