プログラミング学習で一番重要なのは?

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プログラミング学習で一番重要なのは?

プログラミング学習で一番需要なのは「プログラミング言語」の様に見えますが、実は一番重要なのは他にあります!この記事ではプログラミング言語で一番重要な事を紹介します。


プログラミング言語は手段!

プログラミング学習をする上でプログラミング言語を習得することは重要です。 プログラミング言語を知らなければ、プログラムを書く事はできません。従って、プログラミング言語を学習して習得する事はプログラミングを学習する上で必須です。

しかし、プログラミングの学習で一番重要な物は、実はプログラミング言語ではありません。 プログラミング言語は、プログラムを実現するための手段です。コンピュータに仕事をさせる為の「アイディア」を現実にするための手段です。勿論、作成するプログラムによって、プログラミング言語の選択肢が限られてしまうケースも沢山あります。例えば Web 開発では、Web ブラウザで動作させる部分のプログラムは基本的に Javascript になります。Typescript を利用する場合には、実際は Javascript のプログラムに変換(コンパイル)して利用されます。

プログラミング言語は限定されていても、実際にデータを処理する基本的なやり方は実は共通の部分が多く、実は一番重要なのは、どのようにデータを処理していくかという、基本的な事がポイントになります。

最初のプログラミング言語の習得が難しい理由

よく、一つプログラミング言語を覚えてしまえば二つ目は比較的簡単に習得できると言われています。 実際、これは事実です。殆どの方は、二つ目のプログラミング言語は一つ目に比べて短期間で、しかも、あまり苦労しないで習得できたと感じると思います。実は、二つ目のプログラミング言語の習得が簡単というわけではなくて、最初のプログラミング言語の習得が難しいというのが正しい表現と言い直した方がわかりやすくなります。

最初のプログラミング言語の習得が難しいのには理由があります。 最初のプログラミング言語を学習する際には、プログラミング言語の学習以外に、プログラミングの基本を一緒に学習しているからです。

プログラミングの基本には、繰り返し処理(ループ)、条件分岐などのプログラムの「流れ」をコントロールする方法があります。さらに、どのようなデータをどのような形でプログラム内で扱うかという、「データ構造」や「データの処理」を知る必要があります。さらに、例題などで、よく利用されるプログラミングのパーターンなどを学習します。

それらを実現する手段として、プログラミング言語も一緒に学習するというのが一般的な学習内容です。

つまり、最初のプログラミングの学習では、

* プログラミング言語
* データ構造
* プログラムの構造やアルゴリズム
を同時に学習していることになります。大まかに三つの事を同時に学習するので難しくなります。

しかし、二つ目以降のプログラミング言語の場合は、やることはプログラミング言語の学習が中心になります。他の二つの部分は、既に学習しているので、改めて学習する必要があまりないのが普通です。従って、プログラミング言語、つまり書き方の違いだけ学習すれば良いので、実際に簡単に習得できるという事になります。

プログラミングの基本は「データ構造」と「アルゴリズム」
既にお分かりかと思いますが、プログラミングの基本は「データ構造」と「アルゴリズム(処理のやり方)」です。 プログラミング言語が違っても、基本的な書き方は似ているので一つのプログラミング言語が理解できていれば、別のプログラミング言語で書く場合でも、インターネットなどで検索して調べながら書けば殆どの場合対応可能です。

データの型や構造も基本的な物は同じです。整数(integer)、実数(float / double など)、文字列、配列などどのプログラミング言語でも似たような型をサポートしています。これに加えて、自分自身で定義できる仕組みがあるというのが最近の言語の特徴です。

こうした、基本的なデータの型を使って、実際の処理を行う基本的なやり方をアルゴリズムと呼んでいますが、これは言語によらずほぼ共通です。書き方が言語によって多少違ってきますが、基本的なデータの流れや処理の手順はほぼ同じです。従って、スクールでは一つのプログラミング言語を学習しながら、基本的な流れの作り方を学んで、さらに細かいデータ処理の手法を学ぶという順番でカリキュラムが組まれる事が多くなります。

従って、学習で重要なのは、どのようなデータをどのような手順で処理をするかという、基本的なパターンを習得するのが重要です。逆にどのようにプログラミング言語で記述するかは、データの形や処理の手順が理解できている場合は、インターネットなどでお手本を見てプログラムを作成するという方法で十分です。ポイントは、どのようにデータを扱っているかで、どのようにプログラムを記述するか出ないからです。

最近のプログラミング言語は取得が簡単!
プログラミングでデータの型の決め方や、処理の手順が重要なのはおわかりいただけたと思います。 実際のプログラム開発では、さらに簡単に効率的にプログラムが書けるようにプログラミング言語側で工夫されています。

というのも、最近のプログラミング言語は、ライブラリと呼ばれる基本機能の処理をまとめた機能が装備されていて、全て自分でプログラムを記述しなくても良くなっています。つまり、最低限のプログラミングの記述で機能を実現できる環境が整っています。

別のプログラミングの学習のポイントは、プログラムの基本的な書き方も重要ですが、実は、どんなライブラリがあって、どのような機能が利用できるかを知ることの方が重要になってきます。知らない場合は、実際にはライブラリにある機能でも、自分で最初から実装する必要があるため、コーディングとデバッグの時間を考えると効率が落ちます。

外部のモジュールを導入しなくても、プログラミング言語自体が持っているライブラリでかなり色々な事ができます。殆どの数学的な計算や基本的な文字列の処理などは、最近の言語ではほぼ網羅されているので、短時間で結構複雑な処理でもコーディングできるようになっています。

まとめ
プログラミングの学習で一番重要なのは、「データ構造」と「アルゴリズム」です。 この二つの基本を押さえておけば、プログラミング言語が変わっても、インターネットで検索しながら色々な言語でプログラミングが可能です。Web 開発のフロントエンドのプログラムで、Web ブラウザ内で実行されるプログラムは基本的に Javascript に限定されてしまうので他の選択肢があまりないので、Web 開発を目指す場合には、まずは Javascript を学習しながら、こうした重要項目を習得するのがお勧めです。

バックエンドも、Javascript で対応が可能ですが、一旦 Javascript で色々なプログラムが書けるようになれば、バックエンドではプログラミング言語の選択肢が広がります。まずは、Javascript の学習をお勧めするのには、こうした背景がある為です。

最初のプログラミング学習がちょっと大変なのは、プログラムミング言語だけではなく、こうしたプログラミングの基本要素の学習を同時に行う為です。ある程度、プログラミングの基本要素がわかってくると、学習の進み具合が加速されます!
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