海外販売の送料 コロナ回顧録1

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ビジネス・マーケティング
私達が始めた頃の送料は安かった。300円台から2000円前後まででなんとかなっていました。


だから日本国内に発送するよりも安いことがよくあったんですよ。


しかし、コロナウィルスによって全てが変わりました。


日本郵便は壊滅。


アメリカ行きの飛行機が減便したせいで発送の受付を終わった大量の荷物が日本国内に留め置かれたんです。


いつ発送されますか?
との問いに


4ヶ月以上動かないし、下手をすると1年ぐらい発送の見通しが経たないまま預かっておいても良いか?それとも返品しようか?と連絡が来ました。


そんなに気の長い購入者はいませんし、そもそも発送したからと言ってebayにクレームが来たらしょうが無いですよねなんて言えません。


急いで返品してもらい、クーリエと呼ばれる民間の配送会社と契約して発送してもらうことになりました。


一時期は、返品を希望するならその分の手数料を請求されましたが、受け取っておいて【自分たちが送れなくてごめんなさい】ではなくお金を取るのか!


と非常に多くの方からクレームが来たらしく無料での返品に変わりました。


しかしながら発送した時期から返品で戻ってくるまでに既に結構日数が経っています。


ゆっくりしてはいられませんから多くのセラーが急いでクーリエと契約を結ぼうとしました。


このとき分岐点になったのが
①個人で販売している、②個人事業主でやっている、③法人がやっている
のどれに自分が該当するかということでした。

つらいのが個人で販売している人たちで、契約をしてもらえなかったようです。

届けられないことでのお詫びやらなんやらで廃業や休業する人たちが出たということでした。


私達は法人なので、全て数日で契約、発送まで済んだため損害はあったもののその面での被害はそこまで大きくありませんでした。


落ち着くまで約2-3ヶ月。


ただし新たな問題として送料の高騰が起きました。


基本的にクーリエは2000円前後は必ずかかるので、送り直した商品はもれなく赤字。


その後の商品もその送料を見込んで出品しなければいけません。


明らかに高くなったため、売れ行きが心配されました。


この状況下で助かったのは、アメリカが給付金をバンバン国民に出したことです。


おかげで家からでないでいる人たちが思いのほかたくさん購入してくれました。


以前よりたくさん販売出来たほどです。
ただし、契約出来た人たちだけです。


個人事業主でさえなかなか契約してもらえなかったので、本当にこの時期が大きな分岐点だったと思います。


現在は送料を込みで価格設定している人と送料を別にしている人といますが、それぞれの販売戦略によることでしょう。


今後コロナ騒動はどうなるかまだ分かりませんが、少なくとも自宅での活動が増えた現在はネットビジネスにとって追い風が吹き続けています。


一つの流れが世界を変えたということで、


海外販売の送料がある時期どう変わったかの記録をここに残しておきます。


これから始める人にとって参考になると良いですね。
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