自宅ネイルサロンのホームページ制作の料金相場は?

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美容・ファッション
開業資金を節約するため、あるいはこじんまりした規模で仕事がしたいなどといった
理由で、自宅の一部を利用してネイルサロンを開業することがあります。
自宅・店舗に限らず個人が経営するネイルサロンは、
大規模な宣伝を打つことが難しいので「ホームページ作成」が必須です。
そこで、
料金相場など自宅ネイルサロンのホームページ作成について詳しく見ていきましょう。

自宅ネイルサロンの宣伝はSNSやブログだけでは不十分

「SNSやブログで宣伝できるから、ホームページは必要無い」と思っていませんか?
確かに、特に10代後半から20代前半をターゲットにしている場合は、
SNSやブログの方が宣伝効果は高いです。
画像をアップすることもできますから、
SNSやブログでホームページの代わりが務まりそうに思ってしまいます。

しかしSNSやブログでは、1回に投稿できる情報量に限りがあります。
例えばTwitterは1回に投稿できる文字数は全角140文字で、
これだとお店の情報を全て一度に掲載することはできません。
Instagramはハッシュタグを含めて2,200文字までOKですが、
そもそもInstagramは画像投稿をメインとしたSNSです。
そのため長々と文章を書いたところで、読んでもらえない可能性が高いですし、2,200文字ではやはり少なすぎます。

Facebookは1回で60,000文字まで書き込めるので、
Facebookなら自宅ネイルサロンの宣伝も可能かもしれません。
ただFacebookはTwitterやInstagramに比べると利用者が少なく、
一定の文字数以上になると「続きを読む」を押さないと全文が表示されません。

ブログは文字数制限を気にしなくても良いですが、
Instagramと同様に長い文章は読んでもらえない可能性が高いです。
そのため料金や場所、アクセス方法、連絡先などネイルサロンを利用するのに
必要な情報を得るためには、過去の投稿を遡ることになります。
なので「このサロン良いじゃん!」と思ってもらえても、
必要な情報を探すのが面倒だと「別に行かなくても良いか」となってしまうのです。
その点ホームページはクリック・タップ1つで必要な情報を得ることができるので、
SNSやブログよりも十分な集客効果が見込めるというわけです。

自宅ネイルサロンのホームページ作成のポイント

どんなものでもホームページさえ作ればお客さんが集まるということはなく、
しっかりとポイントを押さえたホームページを作ることが重要です。
1つ目のポイントは、これは自宅ネイルサロンのホームページに限ったことでは
ありませんが、「ターゲットを明確にすること」です。

一口に「ネイル」と言っても、キラキラを盛りに盛ったギャル系もあれば、
仕事にもしていけるシンプルなデザインのものありますよね。
ですから、ホームページを作る際には、どの層をメインターゲットにした
ネイルサロンであるかを明確にしておく必要があるのです。

ターゲットが明確でないホームページは、
どの層にも刺さらない中途半端で宣伝効果の低いものとなってしまいます。

ぼんやりとしたターゲットではなく、明確なペルソナに

大まかなターゲットではなくより詳細な「ペルソナ」を設定することで、
ホームページ全体の方向性が決まってきますよ。
「ターゲット」だと、例えば20代前半の女性といった具合になります。
これでも絞れてるように見えますが、
20代前半だと大学生も居ればすでに働いている人も居ます。
中には結婚して子供を産んでいる女性も居り、
それぞれでネイルサロンに求めるものが違ってきます。
「ペルソナ」だと、同じ20代前半の女性でも
 ・23歳
 ・社会人1年目
 ・地方から就職のため上京
 ・東京23区内の賃貸マンション在住
 ・商社勤務
 ・1年前に別れてから彼氏ナシ
 ・特技は料理で一通りのものはレシピなしでも作れる
といったように、架空ではあるものの特定の個人を想定します。
このペルソナであれば、「社会人1年目」なのでお金もそれほど持っていないし、
何より自由な時間が少ないと想像できます。
それなら初めて来店に限り、安い料金で本格的なネイルが体験できる「お試しメニュー」
のようなものがあると興味を引きやすいのではないかとなりますよね。
また自由な時間が少ないのであれば、
デザインごとに所要時間の目安を掲載しておくと利用してもらいやすくなります。
「地方から上京」したてで東京の地理に詳しくないだろうから、自宅ネイルサロンの
場所だけでなくアクセス方法も分かりやすく掲載しておくと良いでしょう。
「彼氏ナシ」なら男性ウケの良いモテるネイル、「料理が得意」なら料理の時に
邪魔にならないネイルなどを紹介すると興味を持ってもらいやすいです。
このようにペルソナを設定することで、
ホームページ全体の方向性や盛り込むべき情報、コンテンツが自ずと見えてきます。

自宅ネイルサロンの住所はホームページに掲載しない方が良い?

店舗となる物件を借りてネイルサロンを開業するなら、当然お客さんの利便性を考えて
ネイルサロンの詳しい住所をホームページに掲載すべきです。
しかし自宅でネイルサロンを開業する場合には、
ホームページに詳細な住所を掲載するのは少し危険を伴います。
100%とは言いませんが、ネイリストは女性が多く、
自宅でのネイルサロン開業を目指している人の多くも女性だと思われます。
そうすると、ホームページにネイルサロンの詳しい住所を掲載することは、
女性が自宅住所をネットで公開することと同じになってしまいます。
何かしらのトラブルに巻き込まれないように、
ホームページには番地までの詳しい住所は掲載しない方が良いですね。
市区町ぐらいまでにしておいて、
「詳しい場所は予約時にお伝えする」という形にすればOKです。
またネイルサロンのお客さんは女性が多く、
一般的に男性に比べると女性は地図を見るのが苦手とされています。
そのため、お客さんによっては住所だけだと辿りつけないこともあるかもしれません。
そこで「○○通り沿い」とか「スーパー○○の近く」など目印となる建物などを、
住所とともに伝えておいてあげるとお客さんが迷わずに済みますよ。

ネイルデザインと料金を明確に

一通りのネイルデザインに対応できるとしても、
やはり得意なデザインや苦手なデザインがありますよね。
そこで、
ホームページには対応できるネイルデザインについて明確に掲載しておきましょう。
「何でもOK」にしていて苦手なデザインを頼まれた時に、
お客さんに満足してもらえる出来に仕上げられないと一気に評判が落ちてしまいます。
なのでホームページで対応できるデザインを明確にしておき、
見ている人に「どういう系のデザインができるサロンなのか」をアピールするのです。
また、特にこれまでネイルサロンを利用したことがない人は、
ネイルサロンの料金相場がどのぐらいか想像もつきません。
そのため「ひょっとしたらものすごく高額な料金を請求されるかも」と思って、
ネイルサロンの利用を諦めてしまうことも多いのです。
ホームページで事前に料金が確認できれば、「ネイルに興味はあるけど、料金が心配」
という人にも安心して利用してもらうことができますよ。

ホームページに掲載する写真には注意

見ている人にお店の雰囲気を伝えるのに、建物の外観や内装、施術時などの写真を
ホームページに掲載することがあります。
またネイルサロンによっては、ネイリストの顔写真を掲載していたりもします。
大きなお店ならこういった写真をホームページに掲載しても構いませんが、
自宅ネイルサロンでは少し注意が必要です。
まず外観の写真は、自宅ネイルサロンの場所を特定される要因となります。
なので外観写真を掲載する場合は、
電信柱やマンホールなど特徴的なものが写っていないものにしましょう。
内装や施術時の写真は、サロンの雰囲気を必要な上に場所を特定される要因に
なりにくいので掲載してもOKです。(窓の位置や間取りが分かる写真はNG)
ただできればネイリストの顔がハッキリと写っている写真は使わない方が良いですよ。
顔写真を掲載することで個人が特定されて、
結果的に住所が特定されることに繋がってしまいます。
どうしてもネイリスト自身の雰囲気を伝えたいのであれば、
イラストや似顔絵を使うようにしましょう。
ホームページは大きな宣伝効果を持つ便利なツールですが、
一つ間違えると余計なトラブルを招く危険なツールでもあります。
ですから、特に自宅ネイルサロンのホームページ作成では、
掲載する写真や情報には注意してくださいね。

自宅ネイルサロンのホームページ作成にかかる料金

自宅を利用するとは言え、ネイルサロンの開業自体にそれなりにお金がかかるので、
ホームページ作成にいくらぐらいかかるのか気になるところです。
まず、どういったホームページを作るのかによっても料金相場は変わってきます。
例えば1ページのみの「ランディングページ」と言われるものだと、
10万円程度で作ってもらうことができます。

ただランディングページは広告用として使われることが多く、
メインのホームページへ誘導するためのものだったりします。
なので安く作れるものの、掲載できる情報量が少なく、
ネイルサロンのホームページとしては少し物足りません。
ネイルサロンやエステサロンなどの美容系のお店のホームページだと、
大体7~15ぺージぐらいの規模となっていることが多いです。
間を取って10ページぐらいのホームページを作る場合には、
少なくとも40万円ぐらいかかると思った方が良いですね。

会員登録や予約のシステムをホームページに導入するとなると、
100万円近くかかってしまうこともあります。
ネイルサロンの予約サイトや予約サービスがあるので、ホームページに予約システムを
付けずにサイトやサービスを利用するのも1つの方法ですよ。

ホームページ制作会社かフリーランスか

「どういったホームページを作るか」で料金は変わりますが、
「誰に作ってもらうか」でも料金は大きく変わります。
ランディングページで10万円、一般的な美容系サイトで40万円というのは
ホームページ制作会社に依頼した場合の料金相場です。
ホームページ制作会社は、基本的にチームで1つのホームページ制作を行い、
担当者がそれぞれの作業を分担します。
そのため人件費が嵩み、
それほど規模の大きくないホームページ作成でも料金が高くなってしまうのです。
一昔前は料金が高くても制作会社に依頼するしかありませんでしたが、
最近はフリーランスのWebデザイナーに直接依頼することも可能です。
クラウドソーシングサービスを利用すれば、簡単にホームページ作成を
請け負ってくれるフリーランスのWebデザイナーが見つかります。
フリーランスのWebデザイナーは基本的に1人で全ての作業を行うため、
制作会社に比べると人件費が安く済みます。
なのでホームページ作成にかかる費用も安く、
制作会社の半額以下で作ってもらうこともできます。
「力量の差が大きい」「途中で連絡が取れなくなる恐れがある」といったリスクは、
フリーランスのWebデザイナーにはあります。
しかし依頼するフリーランスの見極めがしっかりできれば、
高クオリティのホームページを格安料金で作ってもらうことも可能ですよ。

「何でもできます」は「何もできない」

フリーランスのWebデザイナーを探す際に、
「何でもできます」とアピールしている人は避けた方が良いです。
「何でもできます」とアピールしているのは、フリーランスになったは良いけど
なかなか仕事の依頼が入らないタイプが多かったりします。
仕事の量をこなしていないので力量が伴っておらず、
こちらの要望したことが「何もできない」ことになる恐れがあります。
ですからフリーランスのWebデザイナーを選ぶ時には、
「できること」「得意なこと」が明確な人を探すようにすると良いですよ。
またクラウドソーシングサービスでは、
「ポートフォリオ(作品集)」が見られるようになっているはずです。
ポートフォリオをしっかりとチェックして、あなたの理想に近いデザインのホームページを
過去に作ったことがある人を選ぶと失敗が少なくなります。

自分でホームページを作ることもできるが・・・

ノーコードツールやCMSを使うことで、
専門的な知識や技術が無くてもホームページを作ることができます。
中には無料で使えるツールやサービスもありますから、
自分で作ることでホームページ作成が無料となります。
ホームページが無料で作れるのは魅力的ですが、過去にノーコードツールやCMSで
ホームページを作ったことが無い場合にはあまりおすすめできません。
ノーコードツールやCMSを使えば誰でもホームページが作れますが、
クオリティの高いものを作るにはやはりそれなりの知識と技術が必要です。
またノーコードツールやCMSではテンプレートを組み合わせてホームページを作るので、
どうしても「どこかで見たことがあるようなもの」になってしまいがちです。
そのためノーコードツールやCMSで自作すると、
何の特徴も無いクオリティの低いホームページになってしまう恐れがあります。
過去にノーコードツールやCMSでホームページを作ったことがあるならともかく、
無いなら制作会社やフリーランスのWebデザイナーに依頼することをおすすめします。

まとめ

自宅には目立つ看板を設置しにくいですし、
個人ではCMなどを大々的に打つなど宣伝広告に費用をかけることも難しいです。
なので自宅ネイルサロンを開業する場合には、
それほど費用をかけずに高い宣伝効果が見込めるホームページ作成が必要となります。
とは言え、ただ単にホームページを作るだけでは集客に繋がりませんから、
本文中に紹介したポイントをしっかりと抑えましょう。
経験が無いとクオリティの高いホームページを作ることは難しいです。
ですから「餅は餅屋」の言葉通り、ホームページ制作会社かフリーランスの
Webデザイナーに依頼するようにしてくださいね。


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