パラマハンサ・ヨガナンダという切手も発行されたアメリカで瞑想を広めたインドの聖人がいるのですが、その方は自分の師匠になる方を予知夢によって何度も見ていました。
ヨガナンダが師匠と初めて出会うシーンを「あるヨギの自叙伝」から抜粋します。
飛ぶようにして狭い小路に引き返してみると、先刻の人影はまだそこに静かに立ったまま、じっと私の方を見つめていた。急いで駆け寄った私は、その足元にひざまずいた。
「尊い先生!」
その神々しい顔は、私がこれまで何百回となく幻に見た顔であった。(中略)
「おお、我が子よ。とうとう来たか!」
その声は喜びに震えていた。
「なんと長い年月、お前の来ることを待ったことだろう!」
あとはもう言葉の必要はなかった。沈黙のうちに二人の心は溶け合った。
なんと師匠の方もヨガナンダがいずれ自分の元に来ることを、かなり以前から予知していたのです。
このように聖人と言われる人たちには、常人にはとても考えられないようなことが起こっているようです。
ちなみにパラマハンサ・ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」はスピリチュアル好き必読の書と言えるほどの名著です。
気になる方は、ぜひ、一読をお勧めします。
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