データは視覚的に捉える

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コラム
病院の改善には、たくさんのデータが必要である。報告として現場から日々たくさんのデータが上がって来る。報告を受ける側は、それらのデータに目を通し、その傾向や変化を追う。

実はこれは大変な作業である。限られた時間の中でゆっくり見るというのはなかなか出来ないのが、病院の管理職であり、その多くがプレイングマネージャーでは無いかと思う。私自身も会議やその準備、職員・来客との面談、トラブル対応等々の雑事に追われ、資料に向かい合うのは17時以降となるのが日課であった。

このデータを追いかける作業であるが、当月を起点として前月や今年の4月以降の傾向を表中の数字で追いかける。更に前年同月、前年の傾向、更にはそれ以前にも遡る。また、何か気付いた事があれば、関連するデータも見に行く必要がある。楽しい反面疲れる作業である。

この作業を効率化するには、データは基本グラフ化しておく事である。データをグラフ化する事で、変化をイメージで捉える事が出来、数字を追いかけるより格段に速く変化に気付く事が出来る。また、他の項目との相関性も分かり易くなる。また、関連するデータも同じグラフの中に入れるか、別途グラフを作成する事で、どこに問題があるか、何が原因であるかが見える化し、数倍以上の効果と効率化が出来る。

データはまず視覚的に捉える事。未だに表しか無いような資料は時間を持て余している人のものだと言える。
(トップ画像はphoto-ac.com/からの画像)
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