凶が出ました。
「天地否」初爻は、まさに人生の入り口。
※茅(ちがや)という草を引き抜くと、そのツルは何本も連なって抜けてきます。
これは、ある人が新しく始めることが、周りにも良い影響を及ぼす。という事です。
例えば、昔からの悪い癖や思考パターンを改めることで、
まわりの人たちにも良い変化が広がります。
最初は小さな一歩でも、それが積み重なっていくと、
良い方向にも悪い方向にも向かう可能性が高まるんですね。
これは、悪い方向に行きそうな気配を察して、警告を発している卦でもあります。
ここで大切なのは、初めの一歩を踏み出す勇気。
悪い癖やマイナスな考え方を改めることは簡単ではありませんが、
一度その志を変えれば、運命も変わることができます。
周りの人もそれを感じ取り、良い方向に引っ張り上げてくれることでしょう。
つまり、この初爻は「今、変わるチャンスだよ」と教えてくれています。
例えば、仕事で新しい挑戦をする、人間関係を改善する、
健康を気遣うなど、何かしらの新たな一歩を踏み出すことで、
自分だけでなく周りも良い方向に進むことが期待できます。
難しいことは一旦置いておいて、今できる小さなことから始めてみましょう。
自分を変えることで、周りにも良い変化を広げていけます。
そして、その先には幸せや成功が待っています。
今日も良い一日をお過ごしください。
※茅(ちがや)は、イネ科の植物で、
主に湿地や草地などに生える草の一種です。
この草は長い葉を持ち、茎がしばしば地下に伸び、
根が密に絡み合っています。
また、竹や藁などにも使われ、
茅葺き屋根やさまざまな手工芸に利用されることもあります。
文学や文化の中で、茅はしばしば横綱の力強いイメージや、
日本の伝統的な風景を象徴する要素としても取り上げられています。
茅の引き抜きには連鎖的な影響があるとされ、
その性質は易卦(易経)などの占いや哲学の文脈で言及されることもあります。
したがって、「茅を抜く」は単なる草を引き抜く行為以上に、
一つの行動や変化が他にも波及する様子を指し、
より広い影響を持つことを示唆しています。
この概念は易経やその他の哲学的な文脈でしばしば用いられ、
行動や決断が予測できない連鎖反応を引き起こすことを意味しています。