ゴードン_悪性リンパ腫_化学療法を受けている患者

記事
学び

【はじめに】

看護学生の効率的な学習を支援するため
コピペ可能なアセスメントと看護計画を提供しています!

サイトのルール

コピー&ペーストで使用可能
こっそり友達に教えてね

※コピペ可能ですが、複製して販売・配布することは
著作権違反のため禁止します。

こんな方におすすめ進まない

・眠れない、つらい
・何をしていいのかわからない
・あっているのか不安
・分かるきっかけが欲しい
・遊びやアルバイトをしたい
・先生にききずらい

そんな悩みを解決します!

時代は進化し、学習方法は増加してます

効率よく学び、人生を楽しもう!

それでは、看護学生ライフを楽しんでください!

ENJOY!!

【今回の情報】

〇患者情報

患者紹介
【氏名・年齢・性別】:Bさん、59歳、男性
【 職業 】:会社役員、告知を受けた後仕事は休職中。退院後の仕事復帰への希望が強い。
【家族構成】:妻56歳(主婦)、娘26歳(会社勤務)の3人家族、妻は、近所にいる母の介護を行っている。
【診断名】:悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・DLBCL)
【既往歴】:糖尿病、内服コントロール中、高血圧、脂質異常症、外痔核、内服は自己管理できている。(妻が準備してくれていた)
【性格】:緊張しやすい。仕事中心に生活していたが、趣味や近所づきあいできている。
【 背景 】:身長 167 cm、体重 54 kg、体表面積 1.6 cm。家族関係は良好で、妻は3日1回面会に来て、「しっかり治療してきてね」と言っている。仕事上週3回は 喫煙歴あり(1日20本、40年間)。飲酒は、ほぼ毎日ビールなら500mL 程度、ウイスキーなら水割り 2 杯程度の晩酌をしていたが、アルコールに依存する傾向はみられなかった。釣りが趣味で休みの日は車で出かけることが多い。基本的 に毎日排便はあるが、環境の変化等で便秘になりやすく、もともと外痔核があり 時々痛みがある。睡眠薬を使用したことはないが、睡眠は浅いことが多い。通常 朝7時に起床し、夜0時過ぎに就寝していた。特に健康のために気をつけてい たことはなく、信仰している宗教もない。視力・聴力・触覚・味覚・嗅覚の障害、 感覚障害はない。認知機能障害やコミュニケーション障害も見られない。ADL は自立していた。薬品や食品のアレルギーはない。
入院までの経過
2017年の夏ごろから、下腹部にしこりを自覚した。しこりが徐々に増大してきていたので、近医皮膚 科を受診し経過観察していた。その後左ひじにも結節が出現し、皮膚生検の結果、悪性リンパ腫が疑わ れ、10月25 日大学病院にて確定診断を受ける。11月26日、化学療法目的にて入院となる。本人に病 状の説明があり、11月から仕事を休職して治療に当たることにした。入院後は臥床していることが多い。
3.治療 R-CHOP療法(6クール予定)
■治療1日目:
リツキシマブ(リツキサン®)600 mg/日
CHOP....シクロホスファミド水和物(エンドキサン) 1,200mg/日 点滴注射 ドキソルビシン塩酸塩(ドキソルビシン塩酸塩) 80 mg/日点滴注射 ピンクリスチン流酸塩(オンコビン®)2mg/日点滴注射 プレドニゾロン(プレドニン) 60 mg/日内服
・治療2日目~5日目:プレドニゾロン(プレドニンB)60mg/日内服
4.1クール目のAさんの治療中の経過(治療1日目~4日目)
治療1日目(11月29日月曜日)
○リツキサン®投与
・末梢静脈留置カテーテルよりリツキサン投与開始。開始 10分で SpO289%に低下した。 インフュージョンリアクションとみられる喘鳴、軽度呼吸困難出現した。酸素 2L/分開始してリツキサンの投与を一時中断し、30分休憩後再投与開始し、問題なく終了となる。 OCHOP療法開始 ●末梢静脈留置カテーテルより CHOP療法を開始する。アレルギー症状なし。血管確保部位の観 察をこまめに行う。終了後手指の浮腫があり、夕方の体重が 56 kg と 2kg増加したため、フロセミド 10mgを静脈注射する。
治療2日目(11月30日 火曜日)
・体重が 54kgに減少した。食事は全量摂取できている。排便は1回あり(普通便)。
治療3日目(12月1日 水曜日)
・食欲低下あり、食事は 50%摂取した。
・昼から食前に制吐薬のメトクロプラミド(プリンペラン®)の内服を開始する。
・排便はあるが硬便であり、緩下剤の酸化マグネシウム(マグラックス®)毎食後1錠内服開始と
なる。
治療4日目(12月2日 木曜日)
・食事は食前の制吐薬を内服し、80%摂取できている。
・排便は硬便で少量のみである。酸化マグネシウムを毎食後2錠に増量し、ピコソルファートナト リウム水和物(ラキソベロン®)を就寝前に5滴内服する。もともとの外痔核の痛みが出現し、 大腸菌死菌・ヒドロコルチゾン配合(強力ポステリザン)軟膏が処方される。
・夜間不眠があり、ブロチゾラム(レンドルミン)が処方される。
・毎食後のうがいはまだ習慣化されていない。
治療4日目(12月2日)の B さんの状況
・体温 36.7°C、脈拍 68回/分、血圧 120/72 mm Hg、朝の血糖値 138 mg/dL。 排便が硬めで少量しかな
く、肛門部痛が出現していること、夜間あまり眠れなかったことを訴えている。
・食事は糖尿病食 1,800kcal で、治療前は全量摂取していた。
・皮膚の乾燥はない。
・排尿:5~6回/日、夜間1回。
・「なんだか寝つきが悪い感じだな。気持ちのせいかもしれないけど」 ・「朝ごはんは一応食べたよ。昨日から食事の前に吐き気止めを内服しているんだけどね。食べたくないんだ。吐き気はないよ」 ・「(プレドニゾロンは)大事な薬って言ってたけど、でも苦いんだよね」
・内服管理は「家にいたら奥さんが薬を出してくれるからそれを飲めばよかったからね。家に帰ったらまた用意してもらうさ」
・「自分の副作用のことを記録していたよ。看護師さんから書いておくように言われたから」 ・「便が硬いから薬を飲んでいるんだ。毎日ちょっとしか出ないんだよ。毒があるから痛くなりそう
で、お尻にも力いれられないしね」
・「うがいは朝起きた時にしたから、(昼は)もういいんじゃないかい」
・「うがいは部屋の人もみんなうがいをしているみたいなんだよ。ちょっと行ってくるよ」
・「睡眠薬ってなんだか怖くてね。今日眠れなかったらどうしようかな。軽い薬はあるみたいだけど。 ・「治療は6クールやるって言われているんだ。外来にかかるとしても片道1時間かかるし、1日目
の点滴でまた具合が悪くなったりしないのかな。吐き気とか便秘にまたなるのかな」
・退院後は「奥さんに送ってもらう予定だけど、おばあちゃんの面倒もみてるから大丈夫かな。あま
り負担はかけたくないけど、でも今まで相談してきたからこれからもいろいろ相談していくさ」 ・「髪も抜けるんだよね。恰好悪いな」
・「6クールって長いよね。そんなに治療できるかな。治療の効果がなかったらどうするのかな。仕 事は本当にできるようになるのかな。仕事しているのが一番だけど、病気を治さなきゃ仕事どころ じゃないからね」 ・「今はなんだかだるいけど、体調良くなったら釣りにも行きたいんだよね。俺の釣った魚、家族も
近所の人も喜んで食べてくれるんだよ」


【アセスメント】

1.健康知覚-健康管理

〇健康状態、受診行動、疾患や治療への理解、運動習慣、服薬状況、身長、体重、BMI、飲酒、喫煙の有無、既往歴

1.健康知覚-健康管理
・疾患の簡単な説明:
悪性リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・DLBCL)は、リンパ系組織に発生する悪性腫瘍である。確定診断後、R-CHOP療法による化学療法を6クール行う予定である。
・健康状態:
治療開始後、インフュージョンリアクション、食欲低下、便秘、不眠、肛門痛などの副作用が出現している。合併症として糖尿病、高血圧、脂質異常症、外痔核がある。
・受診行動、疾患や治療への理解、服薬状況:
しこりを自覚後、皮膚科を受診し経過観察していたが、悪性リンパ腫の疑いで大学病院を受診し確定診断に至った。治療のために仕事を休職している。服薬管理は妻に頼っているが、プレドニゾロンの苦みを訴えている。副作用の記録は自身で行っている。
・身長、体重、BMI、運動習慣:
身長167cm、体重54kg、体表面積1.6cm。BMIは19.4で普通体重である。運動習慣については情報が不足しているため、情報収集が必要である。
・呼吸に関するアレルギー、飲酒、喫煙の有無:
薬品や食品のアレルギーはない。喫煙歴は1日20本を40年間、飲酒は毎日晩酌程度の習慣がある。アルコール依存傾向は見られない。
・既往歴:
糖尿病(内服コントロール中)、高血圧、脂質異常症、外痔核がある。
看護の課題:
悪性リンパ腫の治療と副作用への対応、合併症の管理、服薬アドヒアランスの確認と支援、喫煙・飲酒習慣の影響の評価が必要である。運動習慣に関する情報収集も必要である。
総合的なアセスメント:
この続きは購入すると読めるようになります。
残り:8,035文字
ゴードン_悪性リンパ腫_化学療法を受... 記事
学び
2,000円
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す