全財産9000万円預け、返ってきたのは「利息」70万円だけ 

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こんにちは、元公認会計士のeesky福島です(^^)

本日南日本新聞社のという九州の新聞社の記事で
「全財産9000万円預け、返ってきたのは「利息」70万円だけ」というタイトルの記事がありました。

この記事の70代の女性は「JR九州が運用する高金利の預金制度」という偽情報により全財産9000万円を容疑者に預け、最終的には70万円しか戻って来なかったというものになります。

更には、9000万円というのは自分が貯めたお金だけではなく
夫の退職金、満期となった保険金、母親の遺産、娘の貯金、田畑約1300平方メートルの売却費などあらゆるお金を投じてしまったようです。

お金が全てではないと言われたりしますが、
年を取ってからほぼ全財産を失ったこの女性のショックは計り知れないと思います。


日本はお金の話を公の場で言う事がどこかタブー視されている事から、
どこにいくら預けるかだったり、どういう所に投資をするかなどを自分一人で決断する事も多いと思います。

例えば、近所の友人や夫、娘など周囲に相談して決めていたら結論は違っていた可能性もあります。

しかし、実際9000万円資産があって、その具体的な金額と共にどういう運用をすれば良いかという事を周囲に相談する日本人は少ないと思います。

そのため、全く知らない人に相談しその口車に乗ってしまったという訳です。

こういった状況になる可能性は上記のような理由で正直誰しもあると思います。


ゆえに、そうならないためにも最低限の投資リテラシーは身につけておくべきだと考えます。
個人的に重要だと考えている要素は以下の3つです。
1、余裕資金で行う
2、分散投資
3、直接投資


まず、「1、余裕資金で行う」ですが、
現役世代で本業の収入があり、資産もまだ少ない内は資産の大部分を投資に回すという事も戦略的にはありだと思いますが、基本的にはなくなっても良いと考える余裕資金で行うべきであり、退職した引退世代であればこれはより顕著に意識すべき事だと考えます。

続いて「2、分散投資」ですが、
リターンがあるものには必ずリスクがあります。
ゆえに、投資をする上で絶対はありません。
例えば、銀行に預け入れていても普通預金に投資をしているという事であり、
預け入れ銀行が倒産すれば1000万円までしか戻ってきません。
よって、1000万円以上資産があれば複数の銀行の普通預金に分散して預け入れるという事も分散投資の一種となります。
これにより、最悪1つの投資がダメになっても他の大部分の資産は守る事が出来ます。

最後に「直接投資」ですが、
銀行の普通預金以上のリターンを狙うのであれば、
必ず自分で様々な商品を分析して、自分で直接商品を購入する事が重要であると考えます。
例えば、銀行の高利回りの預金制度があったとしても、当該銀行はその高利回りを上回る運用先があるという事になります。
ここで、その運用方法が何であるか分からない場合はかなりのハイリスクの投資をしている可能性がありますし、通常は調べれば自分でも同じような運用が出来る事が多いので、そういった情報をきっかけに自分で直接投資をするのがよいと考えます。

自分で調べれば最悪どういったリスクがあるのかという事が分かりますし、
それに基づいて投資金額を決定する事も出来るからです。
更には、そういった分析で知識と経験を積めば、
あり得ない高利回りで他人が運用してくれるという勧誘などにも騙されないようになります。

先日の記事でも書かせて頂きましたが、
知識は騙されないようにするために付けるという側面があると思っており、
そういう偽情報を避ける技術を付けるためにも、年齢に関係なく勉強は大事であると考える次第です。



では、以上となります。
本日も最後までお読み頂きどうもありがとうございました。


福島哲也


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