心の引っ掛かりから目をそらすな!

記事
コラム
岡田斗司夫さんと東浩紀さんとの対談で、岡田さんが東さんの原発事故から25年後に、原発をモニュメント化して、観光地にしようという活動をしている事に対して質問をしていた。

東さんは、記念館などが出来れば、日本が経済発展をし、電気が不足になり、原発が作られたが、事故が起こり、新しいエネルギー政策に転換していったこの国の歴史を一つのモデルとして、世界に残せるのではないか?というアイディアだった。

そこに岡田さんは一つ疑問があると話を続け、現在、低賃で除染している人達がいるのに、それを置いて、アート的な事をやるのか?というのを質問として投げかけた。

彼はアートにはアートの役割があるという内容をまずは説明していたが、岡田さんは、それなら、今すぐに観光地化して、除染に参加してもらい、そのあとにモニュメントになるなら、意味があると思いますといった発言に、ああそうか!と素直に東さんは頷いていました。

25年後に記念館を作る事は良しとして、その25年間は黙って外側から見ているだけなの?という岡田さんの素朴な疑問に、東さんは素直に答えていました。

僕がびっくりしたのは、その岡田さんの、違和感(心の引っ掛かり)を言語化したことだ、それはとても面倒くさい作業だけど、それをやれば、物事の芯が見えて来る。

何か一つの事を成し遂げたいなら、曲げちゃいけない事があるよね。
とても勉強になりました。感動のおすそ分けでした。

◆小久保ビデオ イラストレーター・漫画家
体験漫画書いてます。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す