どんな情報を?誰にその動画を届けたいの?

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マーケティングにしろ、集客にしろターゲット(目標)を明確にすることは重要です。それは、SNSでも、YouTube動画でも、Webやブログにしろ変わりません。ただし、そうした目標は、SNSコンテンツを制作者の方なら、等しく意識しているようです。

それでは、そのターゲットをより具体的に、誰?どんな人?へ提供するという段階まで、具体的にイメージしてコンテンツや情報を提供しているでしょうか。一般にこうした対象となる人物像を描くことを、ペルソナ設定と言うことがあります。

ペルソナは、サービスや商品がターゲットとするお客様像です。年齢や性別、職業や居住地に加え、趣味嗜好や行動パターン、SNSをどのように利用しているかの項目を実在する人物のように設定します。

1.なぜターゲットとなるペルソナを決めるのは、必要なのか?

なぜターゲットとなるペルソナを定める必要性があると思われますか?

例えば、お客様の中で、若いLGBT(セクシャル・マイノリティ)の視聴者をターゲットにした動画を配信します、という方がいたとします。制作者もLGBTであれば、説得力もあります。それから動画を拝見させてもらいます。

ところが、ゲイの○○が、△△をやってみる、とか、”香水”を歌ってみる、とか、経営するお店を紹介、という内容の動画だけだとしたら?はたして、LBGTの視聴者に本当に訴求するコンテンツと言えるのでしょうか。

YouTubeからオススメ動画や検索上位にサムネイルを紹介されるでしょうか。おそらく競争の厳しい分野ではなかなか紹介されないはずです。最近は、LBGT関連の動画を多くアップされているため、競争が激しいからです。

しかし、ゲイの○○が、25歳のレズビアン××と渋谷の○○パーティに潜入してみた、というペルソナを明確に意識したコンテンツをアップすれば、単に何かをしてみた動画よりもLGBT視聴者、ないしはYouTube検索に対して訴求するはずです。結果、対象とするペルソナの視聴者へリーチするはずなのです。

もちろん、こうすれば必ずバズルという公式はありません。けれども、ペルソナに強く結びつく動画はお客様の視聴レベルを1桁押し上げるはずです。経験すればわかります。それはビックリするほどです。

ターゲットを絞り、ペルソナを意識したコンテンツ作りは、だから有用なのです。

2.人物像(ペルソナ)を具体的に設定する

やはり、もう一度、どういうペルソナにどういうコンテンツを配信したいのかを考えて動画を制作した方がいいです。せっかく制作者のバックグランドに説得力があり、動画の内容も魅力的で、画像や説明内容もキレイに創られているのであれば、かならずペルソナを意識してみるべきです。

あなたの動画のペルソナは、これだ、というのはなかなか決めずらいかもしれません。私自身もよくわかっていなこともありませいた。ところが辛抱強く、動画をアップしていきます。ある日、突然バズル動画にあたります。そのときに、ひょっとして、自分の動画視聴者は、こういうことに興味を持っているのか、とか、こんなことに関心があったのか、ということを発見するのです。一度、発見するとそれに類するネタ動画を上げていくと驚くほど視聴者が増加するはずです。なぜならば一度バズッた動画の視聴者がさらに拡散してくれるからです。

もっとペルソナ、例えば、20代のLGBTの方、もしくはそうしたテーマに関心をもっている視聴者を対象にする、と具体的に考えてコンテンツの内容を絞ってみてください。

3.ペルソナに動画をリーチさせるための基準

それでは、上の例で、20代のLGBTの方、もしくは興味をもつ視聴者に動画を具体的にどう届けたら良いのか、について具体的なアクションです。

まずは、ペルソナは、制作しているコンテンツか本当に興味を引くものなのか、が判断基準になります。

ペット動画を上げているならば、一般的なカワイイ、ペット動画だけでは訴求しません。愛猫家、愛犬家を絞るのは、当然として、パピーなのか、成犬でも、柴犬なのか、レトリーバーなのか。あるいは、障害をもった犬とか、保護犬とか、その対象となる犬のキャラクターまでも、明確にしてコンテンツを制作した後に、そうしたキャラクターに興味をもちそうな視聴者へ、次にあげるSNSを利用しながら訴求するのです。

4.そのペルソナに訴求するSNSを選び、キーワードで結びつけ強化する

その目標にしろ、ペルソナにしろ、その目標を達成するために最も適したSNSは、何でしょうか。

例えば、NiziUは、メンバーの個人的な動画を上げるSNSは、TikTokやInstagram、YouTubeなどを利用しています。彼女たちはTwitterを利用しません。なぜならそれらのSNSが彼女たちのターゲットするペルソナにダイレクトに訴求するSNSだからです。

次に、キーワードを慎重に選び、かつ効果的に使用する、ことです。このキーワードを意識していない、なおざりにしているお客様が多いように感じます。それは、お客様に、ご自分の動画に対する、キーワードを選んでもらうとわかります。

例えば、NiziUの例ですと、①#NiziU , ②#縄跳びダンス, ③#ayakaとなります。①は、グループ名、②はMake You Happyを表すキーワード、③はコンテンツのアイドル名などです。

これをアイドル、K-Popなんてしても、あまり意味がありません。あまりにもワードの対象が広すぎるからです。

私は、一般的にお客様には、チャンネル名、特殊ワード、一般ワードの組み合わせで提案してみてください、と申し上げることが多いです。そして、これらのキーワードをその動画の説明文にも入れることも大切です。

以上、今回は、動画のターゲットに関連して、さらに視聴者のペルソナを意識することについて書いてみました。お客様のひとりでも多くの方が、ご自分の動画でバズる体験をしてもらいたいです。当方は、微力ながら、日夜その後押しをさせていただいております。


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