【占星術】106歳まで生きた菜食僧侶【永平寺】

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曹洞宗という日本仏教の禅宗の1派の僧侶のお話です。
ベジタリアンと独身、質素な生活を貫き通して106歳まで生きた方がいました。
宮崎 奕保という方です。
母親と生き別れ、父親を病気で亡くした宮崎氏は11歳頃から寺で引き取られ育てられたとのことですが、学歴を身に付けるために老師の反対を押し切り大学まで進学したとのことです。
本格的に出家を決めたのは29歳です。
この年齢の時、老師(享年82歳)が亡くなりました。
この老師は雲水(新参の修行者)と死ぬまで同じ粗食を続けており、厳しく時間管理された規則正しい生活の元、修行生活を生涯貫き通したために尊敬の念が沸き、宮崎氏は老師のようになりたいと感じたとのことです。
※この29歳という時期は占星術的に言えばこの丁度土星が一周する時期と重なります。
(それをサタンリターンと呼ぶのですが、この頃は出生図(生まれた時の空模様、どの位置にどのような天体があったか)の土星と進行中の土星が重なる時期で人はより自分の人生において何か1つ形にしなければならないという慎重な気持ちになる傾向があります。
土星ということで世界の制限や秩序の中において現実化可能なものを個人に模索させます。肉体面においては古代では老人、現代的感覚で言えば成熟点と言えると思います。)
宮崎氏の座禅の理念は息を1つにすること、欲の起こる隙が無い、前後裁断と仰られていました。

この方の出生図を見たところ、蟹座の1度に海王星が存在しており、山羊座の1度にある火星と正確に180度を形成していました。
(各星座に1~30度バラエティが存在する)
火星はその人の能動、運動、活動的態度、ちょっと無理するときの傾向として現れます
火星と海王星とアスペクトを取っている場合、オカルト的な努力という感じで精神修行に関心を持つのはよくあるパターンです。
海王星は蟹座の1度にあります。
個が摂理において物質化する制限やルールや座標を設ける山羊座に対して
(山羊座は10番目の星座で偶数ですが、内部には1=個が存在します。物理世界の1パーツとしての個またはその群集と言えます。)蟹座という星座は180度真逆で個がなく形もない状態です。
宮崎氏は私が永平寺である。環境もみな自分であると仰っておられました。
蟹座の1度というのは集団の古くから続く文化や慣わしに縁があることが多く、また各星座の1度は星座の性格が強調されやすいです。
蟹座は集団と心を1つにするという感じでまたここに海王星があると尚更息を1つにする努力(火星)をする傾向があった方なのだと思います。
また宮崎氏の天体は山羊座の14度に2つあるのですが、180度真逆の星座の蟹座の14度は修行者ご用達の度数です。自分の見てきた中では人が全くいない田舎に住んでいるネット上の有名人や10代になる前から引き籠っている方を見ました。著名人で言うとベジタリアンで独身を貫き通しているモリッシーという方がいます。
この蟹座の14度は身をもって無を知るという度数で、環境的にも人と断絶、孤独を引き寄せることが多いです。
ここに太陽やドラゴンヘッドなど、その人を示す要素として強い天体や感受点があると何とも言えない無を思わせるような、穴が空いているかのような本物の無を思わせるオーラが出ています。
対抗星座の度数と人格や人生の傾向が被るということは多く(ここでは蟹座14度≒山羊座14度)、山羊座の14度に木星と土星という影響力という意味では比重の重い天体がピタリと合しています。
木星は宗教色、思想的(射手座の支配星)な要素を意味することが多く、その木星がその人にとっての現実、形にしたいものや、畏敬、大人像を意味する土星と正確に合しているので、この場合、宗教思想的な物に対して形にしたい、畏敬の念があったと考えられます。
土星はその人の生き様になり得やすくまさに修行者としてその星の下に生まれた、宿命だったのではないかと想像します。
よって厳しい生活を送る修行僧として生きることに抵抗があるタイプではなかったのでないかと思います。
とても偉大な方だと自分は認識しておりますが、他人が真似できる生き方なのかというと、宮崎氏自身の修行者向きの人格がもたらす生き様なので難しいのではないだろうかと考えております。

また、何故ベジタリアンなのに106歳まで生きることができたのかという謎についてですが、1つの原因として食物繊維を豊富に取っているからだと考えています。
食物繊維は腸内の乳酸菌の餌になるということでそれを多く人より取る機会があるということは腸内環境は常に仕上がっていたのだと予想しております。
長生きする人間は腸内に種々の乳酸菌が豊富に存在しているらしいです。
ここ最近はやたらタンパク質が推されているような気がしますが、野菜は食物繊維なので腸内で吸収されないから人間にとっては意味がないとし、野菜を食べることを止めると腸内の乳酸菌のバランスは崩れてしまいます。
また精神安定ホルモンの代表格であるセロトニンは腸内で9割作られるとのことで、野菜が如何に大事なものであるかということが伺えます。

この宮崎氏が生涯勤めあげた寺は永平寺という場所ですが、驚くほど厳格です。ご興味を持たれた方は検索してください('ω')

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