【音楽オカルト、静寂による支配】The Sound of SilenceとVirtual Insanityに共通する予言

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The Sound of Silenceと言えばサイモン&ガーファンクルの名曲の1つである。
僕は英語圏のPOPやROCKを好んで聴いてたことがあるがこのグループに関しては詳しくは知らない。ただ先日何となくメロディが頭の中で暫く流れていたので歌詞が気になり調べ上げた。
歌詞は薄気味悪い映像を夢で見てそれが忘れられないという冒頭から始まる。
そしてその情景はいずれもとても静かというより静寂が支配しているというのだ。街を練り歩きその際に見たネオンライトの光の向こうに新たなシーンが移り変わる。

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And in the naked light I saw
Ten thousand people, maybe more
People talking without speaking
People hearing without listening
People writing songs that voices never share
And no one deared
Disturb the sound of silence

私は見た、生々しい光の向こうに1万人いやそれ以上だろうか
人々が喋ってはるが伝えるようには話してはいない
人々が聴いてはいるが耳を傾けてはいない
人々は聴かせるわけでもない曲を書く(皆がその声を共有しない曲)
そして静寂を妨げることはしない
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個人的にネット上でのどこか稚拙で軽くなったコミュニケーションと形容すれば良いのか、そのように見えて自分は驚いた。そして極めつけにサイレンスという静寂を意味する言葉が用いられる。
物語はさらに進み、サイレンス(静寂)が世界に癌細胞のように瞬く間に広まっていき、「僕の手を取り、僕の言葉を聞いて」と助けようとする(恐らく夢を見ている当人の視点)だが時はすでに遅し静寂が世界に浸透しており言葉は無力なのか、下たる水滴の如く静かでどうも通じてないらしいのだ。
そして物語終盤、人々は項垂れる。
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And the people bowed and prayed
To the neon god they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the signs said, The words of the prophets
Are written on the subway walls
And tenement halls
And whisper'd in the sounds of silence

そして人々は自らが作り出したネオンの神に向かってお辞儀をし祈った。
そしたら危機を知らす光が発せられ人々に警告の言葉を発した。
預言者の言葉は地下鉄の壁や安いアパートの玄関に書かれている。
そして静寂の中囁いた。

人々が作り出したネオン製の神とはAIを搭載した何らかの機械やネットのことだろうか。そして物語の締めにprophetsという預言(者)を意味する単語が出てくる。やはり伝えたいことは未来に対する警告だったのだと発覚。
そしてここでも最後に静寂が出てくる。

振り返ると似たような歌詞がどこかであったと考えているとそういえば!と思いつく。頻繁に使用するyoutubeを更新していると自動でお勧めとして良く出てくる曲があった。その音楽の歌詞と照らし合わせてみた。
それがジャミロクワイのVirtual Insanityである。
この曲は作詞作曲を行いながら歌うジェイ・ケイ氏本人が札幌の地下街から着想を得たと話している。
その歌詞を見ていくとこう書いてある。

Oh yeah, what we're living in let me tell ya
私たちがどんな世界に住んでるのか言わせてほしい
It's a wonder man can eat at all
人は何でも鵜呑みにする
When things are big that should be small
本来小さくあるべきものが大きくても
Who can tell what magic spells we'll be doing for us
誰が私たちにこんな魔法をかけたのか
And I'm giving all my love to this world
そして私は世界に愛を捧げてる
Only to be told
そうしようと言われた時だけ
I can't see
何も見えない
I can't breathe
息も出来ない
No more will we be
私たちにはこれ以上なにもできない
And nothing's going to change the way we live
そしてこの私たちの生き方を変えることはできない
Cos' we can always take but never give
獲ることばかりで与えることをしないから
And now that things are changing for the worse, See
事態は悪くなっていくよ ほらみて
Whoa, It's a crazy world we're living in
わー、狂ってるよ 私たちの住む世界は
And I just can't see that half of us immersed in sin
信じられない 私たちの半数は罪に塗れて
Is all we have to give these
そいつらに全てを捧げてる

Futures made of virtual insanity now
未来の世界は 仮想の狂気で出来てる
Always seem to, be govern'd by this love we have
いつも 支配されている
For useless, twisting, our new technology
使えない ややこしい 新しい技術を求める人たちに
Oh, now there is no sound
あぁ 何も聞こえない
for we all live underground
地下に住んでる私たちには
And I'm thinking what a mess we're in
どうしてこうなったんだ
Hard to know where to begin
何から考えればいい
If I could slip the sickly ties that earthly man has made
地上の奴が作った まどろっこしい紐をほどきたい
And now every mother, can choose the colour Of her child
今は母親が子供の肌の色を選べる
That's not nature's way
そんなの自然じゃない
Well that's what they said yesterday
昨日まで皆そう言ってた
There's nothing left to do but pray
祈る以外にすることはない
I think it's time I found a new religion
新しい宗教が必要なんだと思う
Whoa, it's so insane To synthesize another strain
わー、狂っている 違う種族を混ぜるなんてって
There's something in these
彼らには何か
Futures that we have to be told
私たちが伝えなきゃいけないはず

Now there is no sound
何も聞こえない
If we all live underground
私たちが地下に住んでたらね
And now it's virtual insanity
そして今それはまさに仮想の狂気
Forget your virtual reality
君の仮想現実は忘れて
Oh, there's nothing so bad
ほら そんなに悪い物じゃない
I know yeah
分かってる

Now there's life that we're living
今、私たちが住んでいるこの世界は
It's all going wrong and
全て間違ってる
Out of the window, did you know that
窓から叫んでみて、気づいたか
There is nothing worse than
そんなに悪くないって
A melting mind
思考が停止する
There is nothing worse than
そんなに悪くないって
A foolish man
馬鹿だったな
Virtual Insanity is what we're living in
仮想の狂気は私たちの住んでるところ
Yeah, it is alright
あぁ そうだよ
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歌詞はこんな感じ笑(ちょっと訳下手です)だが、ジェイ・ケイ氏は曲終盤に既に今いる現実そのものが仮想の狂気だという。僕はオカルトが好きな人種なのでオカルトで例えて言えばジェイ・ケイ氏のいう仮想の狂気とは幽界のことなのだろう。人々は自らが作り出している集団妄想のVR空間の中に生きておりそれは正気ではなく本筋と違い、そのようなことを続けているとSF作品にあるような典型的ディストピアが訪れると言いたいのだろう。
そして僕が触れたかったのはここにも登場する英文
Oh, now there is no sound
Now there is no sound
音がしない、聴こえないつまり「静寂」だ。

なぜ僕がこの2曲のことについてブログに書こうかと思ったのは何となく世の中が騒がしいはずなのにどこか寂しいというよりぽつーんと静かな、言葉が今までのように力を持たないような時代に向かっている気がしたからだ。
特に意味はないのだが楽しんでいただければ幸いです。


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