転職する時は複数のエージェントに登録しましょう

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水無月です。

 転職を考えて職を探す時に最初に探すのは転職サイトである方が多いのではないでしょうか。企業の応募サイトから直応募される方もいらっしゃるでしょう。
私は転職相談や面接トレーニングでは、転職エージェントに複数登録するようにアドバイスしています。

 その理由は3つあります。

 1つ目は転職エージェントによって得意な案件が異なり、多種多様な情報を得られるからです。
私が転職した時は最低でも3~5社のエージェント、共同サイトに登録していました。
転職は人生で数少ないチャンスです。まずはあらゆる角度で採用情報を掴む事が、転職先を選ぶ際に優位になります。
業種・業界・職種別で強みのある会社もあれば、まんべんなく多くの採用案件を取り扱うところもあります。
一本釣りと言って個人のつてで応募者を探すエージェントもいます。
転職エージェントの規模は一人のリクルーターによる個人経営のようなところもあれば、誰もが名前を知っている大企業まで多くの企業が存在します。
1社独占で企業から信頼されるリクルーターが同じ会社の求人を何度も紹介するケースもあれば、同じ求人情報を多くのエージェントが共有する場合もあります。
リクルーターによってどの応募者に募集案件を紹介するかは変わるため、多くの募集情報を得るために、複数のエージェントに登録する事をお勧めしています。

 2つ目は複数の企業に応募し、選考が同時進行した際に応募者側に有利に進めるためです。
複数エージェントからの案件を同時進行させ、エージェントや応募企業にたいして「競合」の存在を知らせつつ、良い条件を引き出すためです。
1社が最終面接に進んでいて、2社目の進みが遅いときに、そのエージェントに採用選考を早く進めてもらうように依頼することもできます。
1社で内定が出て、2社目から内定が出そうなときに、給与交渉をすることもできます。逆に1社目に給与交渉をすることもできます。
1社内定が出てオファーレターの回答期限が1週間後の時に、2社目の最終面接・オファー前の場合、1社目にオファーレターの回答期限を延ばしてもらう交渉をすることもできます。
私が転職した時は、2社からオファーをもらった時に、受諾期限を延ばしてもらい、2社にそれぞれ年俸交渉を行って、両社からオファー年収を引き上げて、転職で年収をアップできました。
エージェントが別々であれば、それぞれの進捗やオファー条件はわかりませんから、実は多少の脚色も可能です。
これを同じエージェントで行うとどうなるでしょうか。エージェントは両方の情報を持っていて、早くオファーを受諾して自社の営業成績に繋げたいはずですから、条件の交渉をしてくれないケースがあります。
貴方自身が情報をコントロールする環境を自ら作り出すことが大切です。

 3つ目はエージェントやリクルーターの相性があるからです。
貴方の大切な人生を任せるリクルーターと、貴方との相性が一致すればよいですが、必ずしも一致しないケースがあります。
どの求人案件を誰に紹介するかを決めるのはリクルーターです。1つ目でも書いた通り、同じ案件を複数のエージェントが取り合うケースもあります。同じ企業に応募するなら、貴方と相性の合うリクルーターがいるエージェントの方が安心して進められますよね。
エージェントには様々なリクルーターがいます。仕事の進め方、メールの書き方、相談できるか、交渉力があるかなどはリクルーターの力量によって変わります。力量のあるリクルーターと必ず毎回出会えるとは限りません。

 貴方は選ばれる側であるだけでなく、選ぶ側でもあるのです。貴方が企業を選び、リクルーターを選び、自分に優位に転職活動を進めていく。

「転職は転職したい貴方が主体的に進めるものです。」
これを今日の一言としたいと思います。

では、また。
                                水無月                                                 







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