先生

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コラム
昨日の夜中に緊急入院したのは80代、女性で認知症がある方。
ベッド上安静だが、ベッドの上でゴソゴソして落ちないか心配になる程だった。
点滴も引っ張られるため抑制帯を使用し拘束した。
明け方になると覚醒し、話が通じるようになる。
「足が痛いの」「お腹が痛いの」と言われるので適宜鎮痛剤を使用し対応した。
その度に「先生」と呼ばれる。
男性看護師あるあるだと思うが、高齢の方からは医師に間違えられることが多い。
「私は看護師ですよ。」と訂正することもあるが、何回言っても通じない場合は先生のままで対応する。
その方が都合が良いこともあるからだ。
それは、女性の看護師が言っても拒否するが、男性が言えば納得するという方もいるからだ。
騙しているわけではないし、嘘はつかないが医師をいちいち呼んでまで対応してもらう必要がないときは男性看護師は都合が良いんだと思う。
患者さんが治療を受けられるように演じるのも看護師に必要な能力じゃないかと思う。

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