JAXA宇宙飛行士候補者選抜試験 0次後半試験の結果

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 6月28日、JAXAから0次選抜は通過できなかった旨連絡ありました。英語試験は突破したものの、続く一般教養試験で落選という悔しい結果になりました。合格者は205名で、私はその中に残れなかったと言うことです。

 一般教養試験に加え、小論文、STEM試験、適性検査、さらに書類選抜も踏まえた上での審査結果なので、どこが至らなかったかはわかりませんが、最大限やれることはやったので、非常に残念です。

 私は40代なので最後まで通過して宇宙飛行士候補者として選抜されるのはなかなか難しいとは思っていましたが、40代も30名、50代も6名通過しています。年齢は言い訳にはならないでしょう。実力が足りなかったのだと思います。

 なんとか行けるところまでは行きたい、子供達にパパのすごいところを見せたい、会社のみんなにすごいと言われたい、という思いでやっていました。ひょっとしてその時点で間違っていたのかもしれません。正直なところ、宇宙にいきたいと思ってこれまで生活してきたわけではないのです。本気で宇宙に行きたいと思って取り組んでいた人たちと比べて、熱意が全く足りなかったのだと思います。現状仕事もうまくいっているわけではなく、なんとかそれを変えようと色々なことに手を出しているのが今の私です。仕事はソツなくこなし、勉強、運動、副業、投資など、それなりにがんばっているつもりですが、やはり全く宇宙に対する熱意がなかったと言わざるをえません。

 エントリーシートが審査された際に、見透かされてしまったのかもしれません。志望動機もはっきりしませんし、自己アピールシートも見返してみると、「自分はこんなにすごいよ、がんばったよ」程度にしか書いていないのがわかります。小論文も付け焼き刃の知識ばかりだったように思います。宇宙に行きたい理由は必死に考えましたが、最後まではっきりしませんでした。人類に貢献したい、と書く以外には思い当たりませんでした。

 今年の予定ではJAXA1本で本気で取り組み、人生の肥やしにしようと思っていました。一次選抜以降はアピールして人脈を広げたり知識やスキルを身に付けたりいろいろな計画がありました。全く身勝手な動機だったと思います。それらが全てなくなってしまって、これで終わりです。寂しい限りですが、この失敗を元に、がんばれるものを探していきたいと思います。次は何を取り組もうかな、と日々思案しています。

 顔も名前も隠している私を応援してくださった方々、ご期待に添えず申し訳ないです。JAXAの皆様にも冷やかしでお手数おかけしました。コロナもありオンラインでの進行で大変な部分もあると思いますが、ぜひ熱意ある人物を選抜し、月に立たせてあげてほしいと思います。

 私はもう次回の選抜以降も参加します!その時にはもっと明確な目標を見つけているでしょう。いつか宇宙にも月にも行けそうな気はしています。そのくらい科学の発展はめざましいですし、長生きしたいと言う熱意だけは並々ならぬものがあります。普通に宇宙に行ける時代が来るのを心待ちにし、私にできることから地道に人類に貢献していきたいと思います。
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