多くの人が陥る「タジタジ病」について解説します。
これを理解して実践すれば、タジタジ病は解決できます。
①タジタジ病とは?
タジタジ病とは、負けることに対する恐怖心から、エントリーができないという現象です。
②タジタジ病の悪循環
タジタジ病の悪循環は次のとおりです。
共感できる人も多いはず。
→損小利大が頭では分かっていながらも、実際のトレードではでそれができない。
→だから自分のエントリーに自信が持てなくなる。
→でも早く稼ぎたいから、そのロットが今の自分や資金に見合ってないと分かりながらも、なかなか下げられない。
→その自信のなさや不釣り合いなロットが恐怖心につながって、エントリーできなくなる。
→それらを把握して乗り越えようと、再び頑張ってトレードするも、技術的に問題があるため損切りを繰り返す。
タジタジ病はこのサイクルを繰り返しているわけです。
③タジタジ病を2種類に分ける
タジタジ病を引き起こす恐怖心は2種類に分けることができます。
・お金を失うことに対するもの
・今まで自分が頑張って勉強や検証してきた努力が否定されることに対するもの
それぞれについて、原因と対策を考えてみます。
●お金を失うことに対するもの
お金を失うことへの恐怖心は誰しもが持ち合わせているものと思います(金銭感覚が狂っていたり、お金の器が大きい人は別ですが)。
これは、張ろうとしているロットが、自分のお金の器よりも大きいがために起こるものです。
対処法として、素直に自分がストレスを感じないところまでロットを下げてみることをオススメします。
例えば、1回の損切りで1万円を失うようなロットでトレードしている人が、1回の損切りが1千円になればストレスは大分和らぐはずです。
ストレスを感じないロットで、自分の目標とするpipsをとれるように技術を磨いてから、徐々にロットを大きくしていけばいいでしょう。
●今まで自分が頑張って勉強や検証してきた努力が否定されることに対するもの
今までの努力が否定されることに対するも恐怖心の場合、原因とし2つが挙げられます。
・テクニカルに自信がないこと
・自分自身に自信がないこと
前者はつまり、今まさにトレードをしようとしているそのやり方で大丈夫だという自信がないのです。
要するに、経験不足です。
これを解決するには、徹底的に経験を積むことが必要です。
過去検証やデモ、小ロットでのトレード、FT(フォレックステスター)などで一気に経験を積んできます。
練習もせずに、いきなり公式戦の打席に立つ野球選手はいません。
バッティングの1つ1つの動作を検証して練習を積み、練習試合で試してみて、これはいけると思えるレベルに昇華してから本番に向かうはずです。
自信をつけるためには、小さな成功体験を積むしかありません。
1つ1つの動作の検証、つまり、環境認識なら環境認識、エントリータイミングならエントリータイミングに対する検証や練習トレードでの小さな成功体験から自信は得られるのです。
この小さな成功体験を積むことの重要性は、後者の自分自身に自信がないことに対しての 処方箋でもあります。
私は幼少期から外で遊ぶことが大好きでずっと体を動かしていたため、大人の今になっても運動には自信があります。
初めてやるスポーツでも、普通の人より早く上達する自信もあります。
それは、幼少期からスポーツに対しての成功体験を多く積んできたからです。
しかし、自分の頭で考えて行動することは一切してこなかったため、頭を使う行為に成功体験がありませんでした。
ですので、私はこのタジタジ病にかなり悩まされました。
④セルフコンパッションで解決
そんなときに役立つのが、セルフコンパッションです。
【セルフコンパッション
】
・自分くらいは自分に優しくしてあげよう
・完璧主義はやめよう
・マインドフルネス
上記の3つを意識して、考えを変えていくことで、いろいろな効果が得られます。
●自分くらいは自分に優しくしてあげよう
まずは、完璧な人などいないのだから失敗してもいいんだと自分を許し、自分に優しくしてあげてください。
●完璧主義はやめよう
次に、完璧主義であることを自覚し、完璧主義から脱却しましょう。
完璧主義から脱却することで、自信がつきやすくなります。
小さな成功体験を積み、自信を得ていく過程で、この完璧主義というのは非常に厄介です。
小さな成功体験を、小さな成功体験として認識できないからです。
例えば、トレードで考えてみます。
上位足の環境認識はできるようになったけど、まだエントリータイミングが分からずにトレードしてしまい、負けてしまったとします。
完璧主義の人は、負けたことを理由にすべてを否定します。
完璧=勝つことだからです。
しかし、本当にすべきなのは、上位足の環境認識ができるようになった事実を認めてあげることです。
つまり、どれだけ小さなことでも、できるようになったことはきちんと認めてあげましょう。
それが成功体験として認識でき、少し自信がつくのです。
その1歩成長した自分と、目標までの距離を認識し、そのギャップを埋めるためにまた行動していく、そんな考え方が求められます。
完璧主義の人は、目標到達かそれ以外かのゼロサム的思考なので、1歩成長したという実感が得られません。
ですので、いつも満たされていないため、目標までの距離がいつまでも離れていると感じ、自己否定から行動を先延ばしにしてしまうという悪循環に陥ります。
どんど結果を出していく人は、完璧主義ではなく、自己肯定感が強く、1歩ずつ成長している自分を理解し認め、現状満たされているがゆえに、次の目標に向けた行動も即座にとれます。
まずは、成功体験がどれだけ小さなものでも、それを成功体験として認めてあげてください。
●マインドフルネス
マインドフルネスとは、思考や感情に囚われず、目の前のことに集中することです。
余計な感情から開放されるとともに、決断力が上がります。
例えば、動作をする度に「~している」と認識し続けてみます。
「今私は立っている」「座っている」「歩いている」「触れている」「口を開けている」といった感じです。
要するに、自分の今やっている行動だけを意識するわけです。
そうすることで、余計な感情から解放されます。
また、そうすることで決断力が上がります。
決断力が上がると、自分が待っているタイミングにレートがきたときに躊躇なくエントリーできるようになります(もちろん自信をつけることも必要です)。
決断力は、このマインドフルンスを日々実践することで向上していくはずです。
【まとめ】
・タジタジ病とは、恐怖心からエントリーができないこと。
・タジタジ病には悪循環がある。
・タジタジ病は2つに分類でき、それぞれに対して原因と対処法がある。
・セルフコンパッションで全部解決。
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