竹のレジェンド

記事
コラム
 竹のレジェンドといえば、物語のはじまり、元祖SF小説といわれる
「竹取物語」が頭に 浮かぶ。竹のことを語る人は多いのになんでうまく行ってないの?のきく人がいる。 竹林は、地域の宝物だが、なかなかビジネスに結びつかない。現行経済、経済システムに 乗っかるのは難しいと思われる。 一方、竹は奈良の水送りのように、昔から竹は神事に用いられてきた。古事記の冒頭には国生みの島 淡路島は竹でへその緒を切って生まれたと記されている。月に帰っていったかぐや姫と同じく竹林は宇宙からの来た植物のようである。アジアの国々では、人の誕生から死まで、生活の中に竹が登場していた。竹のゆりかご から、竹の棺桶まで、自給自足の意味合いで用いられてきたのである。 分業がはじまる工業化社会において、竹は徐々に姿を消していった。竹を100%今の 資本主義経済、デジタル経済に収めるのは、組み込むのはムリだろう。向いてない。竹は 安逸のシンボル、気ままなネコのようなものだろう。竹を使う民は「いつでも自給しますヨ」 と言っている猫のようなものである。竹を使わなくなった現代、農林漁といった産業 海洋プラスチック問題など、いろんなところで 支障が起こっている。肉を食べないと人はやせ細り、竹を使わなくなると、人は下品になると予言した孔子の言葉が耳に痛い。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す