経歴

総合病院勤務 / 薬剤師 2018年4月〜 2022年3月

病床数1000床を超える総合病院に勤務していました。患者さんだけでなく医師や看護師、理学療法士、心理士など他職種の方とコミュニケーションを取り、患者の状態を把握し総合的に評価し、薬の副作用がないか、注意しておく症状はないか、飲む必要ない薬はないか、他職種の方に伝えておくべき情報はないか、などさまざまな方向から患者様をみてサポートしてきました。患者様が退院した後に自分で薬を内服することができるかの検討や、ひとりで暮らしていたり、ひとりになる時間が多い患者様がお薬を飲み忘れないようにする工夫を提案するなど、退院した後の生活まで見据えて患者様と相談し患者様にとって一番良い状態で退院できるよう考えていました。コロナ禍で患者さんと一緒に暮らすご家族と直接お話しできない中で、お薬を飲むときの注意点や入院中に変更になったことなど、伝えるべきことを対面ではなく文章で間違いなく伝えるために試行錯誤しました。お薬によっては飲む日にちがバラバラなお薬もあるため、その場合はカレンダーを印刷して色分けしながら記載するなど工夫し、患者様とそのご家族に喜んでいただけたことが嬉しかったです。対面ではなく文面でのやりとりの難しさを理解しておりますので、チャットでのやりとりでは誤解を生まないか、誰が読んでも同じ意味と取れるかを常に重要視しています。お客様に安心してやりとりしていただけるよう努めます。
調剤薬局勤務 / 薬剤師 2022年6月〜 2023年3月

結婚、引っ越しを機に転職。夫の転勤のため半年ほどの勤務となってしまいました。調剤薬局では、カルテを共有できる総合病院と違い、医師の意図を読み取らなくてはなりません。患者さんとの会話から、薬が変更になった経緯や全く新しい薬が開始になった理由などを把握する必要があります。とてもプライベートなことになるため、患者さんとの信頼関係が最も重要となります。信頼関係を築くために雑談をしながら少しずつ患者さんのことを理解していきました。一見関係ない雑談から普段の食生活が垣間見えたり、運動を頑張っていることを教えてくれたり、検査の数値の変化から、日常生活に変化があったことを話してくれたり。こちらの質問の仕方によってどれだけ深く話してくれるかが変わるということを知った貴重な経験でした。