はじめまして。
獣医師の猫太郎と申します。
犬・猫のお医者さんとして仕事を始めて数年、より良い診療を目指して勉強中です。1次診療(町の獣医さん)、2次診療(専門診療)のいずれも経験してきています。
これまでの経験を通して、喋れない動物の診察・治療には、『病歴』と『身体検査』が重要であることを学んできました。
昨今の獣医療では、高額な検査が多い中、『とりあえず検査』を行い、結局何も分からない、対症治療で様子を見る、という流れが、まだまだ多いように感じます。
もちろん、検査をすることによって病気がわかることもあります。
しかし、検査には偽陽性・偽陰性(検査結果と実際の状態が異なる状況)がつきものです。実際には特定の病気である可能性は低いのに、過剰な治療をされてしまう子がいます。