うつ病で死ぬ哀れな魚の話をご存知ですか?
水槽の中に小魚と天敵である魚を一緒の水槽に入れます。しかし、中央には透明な仕切りを設けており、小魚が食べられることは決してありません。ですが、天敵が動くたびにストレスを感じて小魚は逃げ回ります。ストレスを受け続けた結果、うつ状態となり、動けなくなり、やがて餌を食べずに死んでいくという話です。
なんとも日常生活の我々の様な生活と似ています(少し前の私もそんな感じだったかもしれません・・・笑)
仕事の納期に追われる毎日、本当にこれがやりたかったことなのか?、上司にまた叱られるのではないかとデスクでびくびくする日々。嫌な上司や同期や後輩と顔も合わせたくない。そんな時は飲み会で愚痴って発散。でも次の日には何か虚しさを覚える。
そうです、そのストレスの元はなかなか消えてくれません。仮に嫌な上司がいる場合は常に顔を合わせてしまいます。そうすれば嫌な上司との記憶が海馬(記憶を司る場所)に何度も何度も刺激が入ります。勉強で言うところの復習を何度もしている状態です。足し算も忘れられないように、嫌な記憶もそんなに復習し続ければ忘れられなくなり、ふとした時に勝手に思い浮かんで嫌な気分になることかと思います。
白クマ実験をご存知ですか
白熊のことについて絶対に絶対に考えないでくださいと伝えると、逆に白クマのことが頭から離れなくなることが実験で分かっています。ストレスや不安も一緒です。不安の原因を考えないようにしようと思っていませんか?それは完全に逆効果です。
このように自分一人の感覚だけで対処しようとすると必ず人間が陥る罠にハマります。そんな罠について科学者たちはいくつもの実験を重ね、人間の癖、そして対処法について答えを出しています。この人間の癖を知ることで多くのことが解決できます。携帯が壊れたら携帯会社へ問い合わせる。水道が故障したら水道会社に連絡する。ではストレスや不安を感じた時はどうしていますでしょうか?
多くの人が自分一人で解決しようとします。世界にはストレスや不安の専門家がいます。彼らの知識を利用しない手はありません。
ストレス発散法の代表的なものに
・コーピング
・エクスプレッシブライティング
・マインドフルネス
そのほか多数のテクニックが存在します。
<基本的な流れ>
・可能な範囲で現状について教えてください
・抱えている不安や問題に対して適切と思われる論文情報等について紹介します
・ただ話を聞いてもらいたいという人も歓迎しております(その旨を伝えて頂くとよりスムーズに会話が進むと思います)