「原稿を読み上げる祝辞」では、卒業生には何も伝わらない!
語りかける口調がそのまま文章になった原稿です。
(2013年3月、鹿児島県霧島市の山間部の小さな中学校の卒業式で使用)
テーマは「夢」。
その年、ホンダの「夢はたいていかなわない」というCMが流行しました。
そのフレーズを引用しながら、それでも夢を持つことは大切なことだ、と訴えた内容です。
「人生における夢の大切さ」を説くために、吉田松陰のある言葉を引用しました。
この言葉は、卒業生はもちろん、在校生、教職員にも響いていました。
冒頭には、私の個人的な体験談が書かれています。
中学校の卒業式に関する私個人の思い入れを述べて導入部分としました。
卒業生は48名。
人口4600人の町で、人口の1/10の人が中学校を卒業するということは
町にとっても大きな意味を持つ。
町への想いを持って欲しいと願い、そう語りました。
式後、卒業生の多くの保護者の方々から
『子どもが、「PTA会長のあいさつがとてもよかった」と言っていた』と言われました。
保護者からも、「すばらしい言葉をいただいて有難うございました」などと好評をいただきました。
胸に響く言葉を探しているPTA会長の方々のお役に立てればと思います。
先生方、保護者の方から「あなたのような胸を打つ言をいいたい」という声をたくさんいただきました。6年間のアメリカの大学の留学生活で身に付けた、スピーチの能力が役に立っていると思います。
どうか胸を打つ祝辞となりますように…
私が実際に使用した原稿です。
日付、学校名、町名は○○としてあります。
日付と学校名を変えればそのまま使用できると思いますが、
基本的には「流れ」を参考にしていただければと思います。
【あいさつ】⇒【保護者へのお礼】⇒【導入】⇒【ふるさとのこと】⇒【メッセージ】
一番伝えたいメッセージを最後にしています。