公募に送る際のあらすじ・梗概に自信がないという方に、下読みの経験が豊富なプロ編集者の視点からアドバイスをいたします。
お預かりしたあらすじ原稿を拝見して、情報の必要性を精査し、不足していると思われる部分についてご指摘をさせて頂きます。
四桁を越えるプロ・アマチュア作品を精査してきた経験から、お役に立てることがあるかもしれません。ご利用お待ちしております。
【新人賞におけるあらすじの重要性】
数多くの作品を下読みしていると、あらすじの段階で受けた印象と、最後まで作品を読んだ後の評価はほとんど変わりません。
それには二つの理由がありまして、一つは「面白くない作品はあらすじも面白くない」という理由、もう一つは「あらすじが下手なせいで選考委員の第一印象が悪く、本編の評価を損なっている」という理由です。
【あらすじが上手ければ受賞できるの?】
あらすじが面白くて、概ねその通りの内容がかけていれば、最終選考あたりまでは進めるはずです。大げさだと思われるかもしれませんが、それほどまでにあらすじを書けている応募者がいません。
あらすじとは、作品のどこが面白いのかを読者(編集者・選考員)に見つけさせるためのものです。
「面白そう」と思わせることができれば、選考で大幅に有利になりますし、構成力のある作家だという評価を受ければ、拾い上げで育ててもらえるかもしれません。
【あらすじが苦手な人に共通すること】
「あらすじを書くのが苦手なんです」という人は多いです。作家は作品について、書かれていないことまで含めた膨大な情報を持っていますので、それを数百文字の制限でまとめるというのは非常に難しいことです。自分の作品を客観的に見れるようになるまで、いわゆる原稿が冷めるまでには数カ月から数年がかかると言われますが、そんなに待っているわけにはいきませんよね。
※どうしても書けないという人のために
私がサンプルとして、あなたの作品のあらすじを書くというオプションを用意しました。実際に作品を読んで要点をまとめ、選考委員に刺さるようにアウトプットする作業のため、かなりの時間がかかることから費用も相応になっています。どうしても困ってしまったという方は、利用を検討してみてください。
【ご準備いただくもの】
・あらすじの原稿(応募を検討されている賞の規定文字数でお願いします)