~ポジションの利益をうまく伸ばせない方,利益を最大化したい方へ~
せっかくの良質なエントリーポイントを取得しても,思ったように利益が伸ばせずガッカリした経験をされた方は多いと思います.
利益を伸ばせない原因は ”自分が取得したポジションに対する根拠に基づいた絶対的な自信が不足しているから” です.
「良いポイントでエントリーしたつもりだが,もしかしたら大きく逆行するかもしれない」
「ホールド中に,トレンドの調整局面で大きく下がると感じて決済したが,直後爆上げした」
このような不安は, "リターンよりリスクを最優先に意識する人間の生存本能" からくるものです.
資金管理やポジション管理を行って投資家心理をある程度排斥することは可能ですが,価格に関しては絶対的な将来が保証されていないため,完全な不安を拭うことができません.
これに対して,ダウ理論の1つに価格の将来動向に対する不安を軽減するためのヒントが挙げられています.
「価格は出来高でも確認されなければならない」
上昇トレンドにおいて価格が山を形成する際,出来高も伴って増加している間は基本的にトレンドが継続します.しかし出来高が減少した際は,買い手の圧力が減少したことを示すため,近々トレンド終了を示唆するシグナルとなるのです.
出来高はFXトレーダーにとってなじみが薄いものですが, "大口の投資家やヘッジファンドが参入しているかどうかを知ることができる唯一の手掛かり" です.彼らは価格を動かす程の資金力があり,彼らと同じ方向に取引することがトレンドフォローにつながるのです.
FXにおいて実際の出来高は提供されませんが,疑似的なものをを集積・数値化したものがこちらのインジケーターになります.
RSI等のオシレータでも相対的な変化は確認できますが,RSIの山(谷)と価格の山(谷)が合致しないことも多く,ふわっとした比較になりがちではないでしょうか?
本インジケータはカッチリと数値化し,必ず山(谷)のピークで比較します.私みたいに厳密に定量化したいと考える気質のトレーダーもいるかと存じます.
他のFXトレーダーが殆ど関心を持たないボリュームですが,ダウ理論の一角であり、今後のモメンタム分析における精度が向上します.
是非この武器をあなただけの優位性にしてみてはいかがでしょうか?
-インジケータの概要-
・「Wave_Volume.ex4」:1点
・チャートにセットすると,高値と安値に集積したボリュームが表示されます.
・集積範囲は前回の表示位置以降のボリュームが対象で,集積したボリュームには値幅と時間の要因が含まれます.
・表示位置はZigZagをベースとしており,波のスパン(ZigZagのパラメータ)を変更することで適宜調整が可能です.(ZigZagラインは描画されません)
-インジケータの使用方法-
1.山同士,谷同士の隣り合ったボリュームを比較して増減を確認します.
2.事前知識の内容①~④に現在の環境を当てはめ,今後の動向を予測します.
分析は画像を参考にしてください.隣り合った数値を比較するだけなので難しいことはないです.(比較のためにRSIを表示しています.ボリュームの数値がダイバージェンスを捉えていることは,RSI等の他オシレータから裏付けられます)
売買シグナル系インジケーターを使用されている方であれば,エントリーゾーン付近で発せられるシグナルにフォーカスする,ロットを調整するなど,より利益を追求するための柔軟な運用も可能になります.