口語自由詩(国語の授業で習うような詩)を書きます。
星や空、風景描写に心理描写を混ぜた詩が得意です。
音楽を聴いてそのイメージを詩に書くことも出来ます。
(例1)
『幻響(げんきょう)』
呼吸をした
夏のつららのような
ウィンドチャイムが遠くから聞こえる
風が雨になり
雨が波になり
波が木の葉になり
木の葉は鳥になる
全ての自然は音になり 混ざり
私の肺にも流れ込み 混ざり
スゥーーーーと消えた
でもまだ
響いている
(例2)
『月光ソナタ 第1楽章 ベートーベン』
静かに静かに
青暗い空に空いた月
繰り返す波が照り返す黒と白
こんなに悲しいのに
こんなに美しいのに
木々も街も人も動物も
目をつむる
でも私は知っている
ここに
確かにある
静かに静かに
静かに静かに
風だけが起きていた