基盤研究C(医療・生命科学系)・若手研究(人文系)審査員経験者&若手研究A・挑戦的研究(開拓)・基盤研究B等採択経験者が作製した、申請書の質を高めるための簡潔明瞭な手引書です。
競争的資金の獲得は、アカデミックの世界に身を置く研究者にとって避けては通れない関門です。近年の教員業績評価では、競争的資金獲得実績は極めて重要な評価指標となっています。さらに年俸制適用者では、競争的資金獲得手当という形で給与に直結します。
競争的資金の中で最も有名なものは、日本学術振興会・科学研究費補助金です。中でも我が国の学問の根幹を支えているのは基盤C、若手という2つの研究費です。その採択率は基盤Cで約30%、若手で約40%と競争的資金全体でもかなり高く、研究者の力量が直接反映されるフェアな研究費です。
とはいえ、科研費は「申請すれば1/3の確率で当たる」ものではありません。今では、多くの大学で審査経験者による科研費獲得セミナーが開催されていますが、そこではほぼ例外なく「一目見て不採択にする申請書が本当に多い」という説明がされているでしょう。自分の審査経験からも、全くの同感です。
採否ボーダーの申請書をしっかり評価する時間を捻出するために、やる気のない申請書、タイトルが平凡な申請書、概要が読み難い申請書は即・不採択とします。
では、運頼みでなく採択を勝ち取るためにはどうすればよいのでしょうか。
あらゆるスポーツにおいて、上達の近道は正しいフォーム、正しい技術を身につけることです。科研費の申請書作成も同じであり、その「正しいフォーム、正しい技術」とは【学術振興会が示す意図を読み取り、その指示に従って記述する】ことです。
近年では科研費申請の指南書が出版されていますが、基礎を固めることなく小手先のテクニックに飛びついた申請書は一目で分かります。
この手引書に書かれていることは、コンスタントに採択されている方にとっては当たり前のことがほとんどです。一方、初めて申請される方、学振やスタート支援に申請される方、なかなか採択されない方などにとっては、正しいフォームを学ぶ格好の教科書といえます。また、一度採択されたあと不採択が続く方にとっても、基礎にブレが生じていないか確認する手助けになります。
所属機関によるサポートが十分ではない多くの先生のお力になれればと思い、サービスを始めました
・納品物に関しては、購入者がご自身の申請書を作成される範囲でのご使用に留めて頂きますようお願い申し上げます。
・手引書のPDFファイルをお渡しして納品となります。
・添削した基盤C/若手/スタート支援の申請はほぼ採択されており(R4・R3事業は全件採択)、培ってきたスキルとノウハウに確固たる自信を持っておりますが、納品物を利用して作成された申請書について採択を保証するものではありません。あくまでも手引書は正しいフォームを身につけるためのツールであることをご理解ください。
・納品により著作権を放棄するものではございません。無許可の転載、複製等は法律により罰せられます。
・ノウハウ提供というサービスの性質上、PDFお渡し後のキャンセルは一切できません。
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