不登校や引きこもりは、病気ではないので安心していい部分もありますが、逆に気をつけなければならないこともあります。
というのも、病気ならだいたい治療法がきまっていますし、カゼ程度であれば放っておいても治ったりしますね。
でも、不登校や引きこもりは病気ではないので特定の治し方というのはありません。
個々のお子さんによって原因が違うので、それぞれに応じた対処をしなければ長引いたり、手遅れになったりして、大事なお子さんの人生を台無しにしてしまうこともあります。
わたしは不登校、引きこもり専門カウンセラーとして28年間活動してきて、全国出張で2000人以上の不登校や引きこもりの人たちを支援してきましたが、『もっと早く適切な対処をしていれば・・・』といったケースもたくさん経験してきました。
もちろん、生きていてくれさえすればそれでいいという考え方もありますが、自分の力でお金をかせいだり、旅行や趣味を楽しんだり、恋愛をしたりと、いろいろな人生経験をさせてあげたいというのも親心ではないでしょうか。
『不登校や引きこもりは病気じゃないから放っておいても大丈夫』
みたいな説がまことしやかにいわれていますが、正しくは
『放っておいても自力で立ち直る不登校や引きこもりの子も、まれにはいる』
というだけのことなのです。
放っておいても自力で立ち直ることがいかに難しいかは、60万件ともいわれている8050問題をみればおわかりでしょう。
わたしが専門カウンセリングをはじめた当初は、自宅出張で直接当事者のカウンセリングをおこなうカウンセラーは他にいなかったので、全国を飛びまわる必要があったのですが、最近では同業のカウンセラーさんも増えてきてずいぶん楽にはなりました。
ただその反面、長年放置されたり、間違った対処をされたりしてかなり深刻な状態になってから、わたしのもとに相談にこられる親御さんが増えてもきていて、初期段階での判断ミスをなくす必要性を痛感しています。
そこで今回、全国どこの方にもお気軽にご相談いただける電話相談をはじめることにいたしました。
よろしくお願いいたします。
ご相談の流れとしましては、以下のように状況把握のための質問をさせていただき、その後どう対処すれば良いかのアドバイスをさせていただくかたちになります。
主な質問
1)お子様の様子や状況
2)それに対して、親御さんがどのように対処しているのか
3)兄弟姉妹の有無や家庭環境、育て方や教育方針など
アドバイス
1)どのような対処法を実践すべきか
2)お子さんにどのように接していくべきか
3)現在行っている対処、受けている支援サービス等があれば、それについてのセカンドオピニオン
※ 初回は1時間半~2時間ぐらいは見ておいていただくのが望ましいのですが、お時間にご希望がありましたら遠慮なくお申し出ください。
※より正確に状況判断するためにはお子様と直接お話しできることが望ましいので、お子様がお電話にでられるようでしたらお話しさせてください。
その他
・当事者のお子様のこと以外でも、ご兄弟やご家族、あるいは生活全般についてのご相談、ご質問もお受けしています。
・もちろん守秘義務厳守でおこなっておりますので、お気軽になんでもお話しください。