はじめまして、くるみと申します。
強迫性障害で通院しています。
強迫性障害にはさまざまなタイプがあります。
不潔恐怖や加害恐怖、確認行為などの方が多いと思いますが、私は儀式行為が主となっています。
決められた手順で物事を行わないと、悪いことが起こるのではないかという恐怖にかられます。
誰にでも、自分なりのこだわりがあったり、おまじないやジンクス的に、何か自分なりの決まった行為をするということがあると思います。しかし、私の場合はその度が過ぎ、1日に何時間も強迫行為に時間を費やしてしまっていたのです。
また、普通の人なら、ちょっとくらいそのおまじないをしなかったとしても平気でいられると思いますが、強迫性障害になるとそうはいきません。
仕事中でも、大事なテスト中でも関係ないのです。
失恋がきっかけで心を病んでいた時期に、社会人になりました。
思い返せば、昔から多少の強迫行為はしていたのですが、社会人になってそれがひどくなりました。
オフィスは広く、大勢の人がいました。学生時代には、多少授業中に強迫行為に集中していても、時間が過ぎていきます。しかし社会人になると、そうはいきません。自分の行動を、いつでも誰かに見られているという感覚が苦痛で、恐怖が増し、余計に強迫行為をしてしまうという悪循環になりました。
私には強迫性緩慢の症状がありました。頭の中は恐怖でいっぱいで強迫行為に集中しているのですが、その間手が動いていないので、はたから見たら何もしていない、あるいは動作が非常にゆっくりに見えるのです。仕事はこなしていたつもりですが、仕事中に長い時間そんなことをしていたので、サボっているように見えたのでしょう。後輩から白い目で見られ、人間関係が非常に悪くなりました。みんなの前でひどいことを言われ、仕事にも支障が出ていたので、病気のことを会社に話さざるを得なくなりました。
それが原因かはわかりませんが、私は別の部署に異動となりました。
通院して治療をしました。薬が効いたというのもあると思いますが、部署異動し環境が変わったことで、強迫症状は多少落ち着きました。現在でも通院中ですが、薬を減らしている最中です。
自分やまわりの人が、強迫性障害に苦しんでいる方、お話しませんか?
儀式行為以外の行為に関しても、基本的には同じなのでお気持ちはよくわかります。
私はあくまでも強迫性障害の経験者であり、カウンセラーなどではありませんので、専門的な対応はできません。当事者の話が聞きたい、という方はご連絡ください。また、電話相談が難しい場合はチャットなどでも対応可能ですのでご相談ください。