怒りの気持ちについて考えてみよう
怒ってしまうのは悪い事、感情的になるなんて大人げないよ。怒ったら嫌われる・・・多くの人はそれまでの失敗から怒りは悪いもの、ムラっときたらグッと堪えてしまうのが正解。。このように考えてしまいます。
確かに人前で感情を爆発させるのはみっともないし、そのあとの人間関係もわだかまりができてしまってぎくしゃくしてしまうこともありますね。
特に子供たちは怒りを表現する言葉のボキャブラリーも少なく、理性を制御する脳の発達も未熟なのでつい先に手が出てしまいがちです。 「こんな厄介な感情なんか無くなっちゃえばいいのに!」そう思うのも仕方ないかもしれません。
ではなぜこの様な厄介な感情を人は持って生まれてきたのでしょう?
喜・怒・哀・楽、これらは私たちが生きていくうえで欠かせない基本的感情です。特に怒りは生命に危険が及ぶ外敵に遭遇した際、その大きなエネルギーによって脳からアドレナリンが放出され、鼓動は早まり全身の筋肉が戦闘態勢をとることで『戦うか逃げるか』の素早い体制を整える為の欠かせない感情なのです。生きるか死ぬかの瀬戸際で発動する最もパワフルな感情なのです。
しかし人間は進化の結果、他の動物と違って高度な社会生活を送るようになり、怒りの感情をストレートに表現することで様々な弊害が出てくるようになってしまいました。
スムーズな人間関係を成り立たせるには感情の表現方法を学び、日常生活のなかで実践することによって身につけることが可能になります。
現代の人間の持つ「怒り」は様々なストレスにより引き起こされる2次的感情ともいわれています。
アンガーマネジメントは自分の怒りの裏側にある隠された感情を知り、上手にコトントロールする為のマインドスキルです。
学校でのいじめ問題、企業におけるセクハラ・パワハラそして煽り運転や児童虐待、自殺、等の社会で発生する諸問題の解決にアンガーマネジメントが大きな成果を上げています
アンガーマネジメント基礎編テキストで学べる項目
*知識(理論とスキルの習得)
・怒りの感情についての理解
・ストレスと怒りの感情についての理解
・ストレスマネジメントのスキル
・認知(変容)
・傾聴
・アサーティブコミュニケーション
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