1.建築業者は、オフィスビルやマンション等の新築や修理の際、仮設の足場を設置して工事 を行いますが、その高さが10m以上になると計画を事前に労働基準監督署長に提出して審査を受ける必要があります。設置計画の立案と安定計算はほとんど足場業者に下請けさせていますが、計算を間違っていることが多く1回で審査に通らないことも多く発生しています。
私は足場計画図と安定計算をチェックするだけでなく、必要なら足場業者に代わって安定計算を行います。
2.建築業者は、足場図面や安定計算が間違っていると計画届が労基署にに受理されないため、計画通り着工できなくなります。事前に図面と安定計算をチェックすることで安心して提出でき、計画通り着工できるようになります。
3.足場の安定計算は構造力学に基づいて行う必要があります。私は大学で学んだ知識と長年の役所での経験を基に、ある労基署で2年以上計画届の審査を行っていますので、審査のポイントを踏まえて足場の安定計算とともに計画図面のチェックが行えます。
①足場業者が作成した寸法入りの図面(平面図、立面図、断面図等)を必ずpdf等で提供してください。
②使用する材料の種類や品名、基準強度などは計算に必要なので必ず示してください。