淵海子平に見る内格と性格

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 淵海子平を引用するとブログアクセスが異常に上がる。またこの星はどうするんですというDMでの問い合わせもあったりして、簡単に入れるだけあって四柱推命の層の広さをかんじる。

 当初二十八宿の七政四余は宿が不均等、神殺もやたら多く、判断に窮したため簡素化したものと思われる。それが、淵海子平や紫微斗数などといわれるが、それら占いを繰り返しているとその真意が分かってくる。
 さて今日はその一部で内格の一つについて細かく解説する。四柱推命でも内格鑑定を主にする派と神殺派、十二運派がある。これらは鑑定の偏りだけではなくそれらの経験値をそのカレンダーに基づいて集積しているからそれはそれで使えるし、少なくとも12年周期は木星周期であるし幸運やビジネスチャンスについては使える。
 内格鑑定に依ると年間周期が10年周期になりなかなか長期運鑑定に苦労することになる。したがって性格は内格で鑑定して、行運は十二運で推定するのが一般的な方法になる。
 しかし内格を出す。これは、干支暦では当たらないが七政四余ではまんまよくあてはまるから。これを、27宿用に変換した割り出し表は「 食神 一生食いっぱぐれない星 」に有料として示している。ここが一番のみそなのだが。
 命宮の出し方がいろいろあって、宿曜27宿と淵海子平は日にちなので天体の月の宿になる。西洋占星、紫微斗数などでは命宮はアセンダントになる。奇門遁甲では一次加工して命宮を割り当てている。なぜ奇門遁甲が当たるといわれるのかはその構成を探ると、宿曜や西洋占星でもいろいろ使っていることが分かる。宿曜占星では格判定、今説明しようとしている淵海子平の内格診断が奇門遁甲に該当する。
 内格に関しては印綬格、偏印格、正財格、偏財格、正官格、偏官格、食神格、傷官格である。比肩、劫財には格はない。月干の通変星で見るが成立要件がめんどくさいのが正官格で、偏官が命式にあると濁る、傷官が命式にあると暴傷になって凶としている。また二つあると二人の主君に仕えるとか、二人の夫を持つとかになる。この格がきれいにできていると、まじめに使えて出世するというものである。国家公務員などにはいい星といえる。が、宿曜的にはこれだけでそう言い切るのは難しいと思うがまあそう書いてあるとして頭に入れておく。
 問題は五行をもとにこれらの通変星は導き出されるが、正官格や印綬格、偏官格などにおいて鑑定がすっきり対称性を持っていないランダムな解釈になっていくことが要点だ。
 正財と偏財の並立は男は妾を持つといわれるが悪いとしない。食神と傷官の並立も特に悪いとしない。印綬と偏印の並立はやや嫌う。
 行運では、財官食傷の格の人で、身旺でない人はこの巡りは身弱になるのでよくないとされる。印の格を持つ人は比肩劫財の身旺を忌む程度で平の命といえる。
 これは、そう書かれているだけで、当たらない。挟禄格の身旺の財格の人がいるがいろいろ苦労が絶えない、など例はあまたにあるからこっそり占って検証してみるとよい。しかしなんでこんな当たらねー伝説が残っているのかというと、前の七政四余の名残で残っている。だから七政四余で使うと当たってくるわけだ。例えばトランプ元大統領は正官格。チェ・ゲバラは正財格。プーチン大統領は傷官格になる。みな偏の方でなく正の方の性格を持って立ち向かっているわけだ。プーチン大統領の息の長さを見ると傷官格の安定性がわかる。

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