ちょっと鼻風邪をひきました。
夏なのにくしゃみが……。
「この暑いのになんでだろう?」
と考えていたら、
「『暑い』と言いながらも布団を掛けずに寝ていたからよ」
と、奥さんに叱られました。
まさに自業自得でした。
自分に起こったことを他人や状況のせいにしてはいけないなあ、と反省しているところです。
さて、「誰かのせい」ということで思いついたのですが、この間、こんな相談を受けました。
相談に来られたのはSさんという方です。
Sさんは結婚していて、幼稚園に通うお子さんがいます。
そんなSさんの不倫が分かったとのこと。
で、夫の不倫がわかったものの、子供たちのためには離婚は避けたいと思い、夫と話し合って今回は夫を許すと決めたそうです。
しかし、謝ってもらったものの、夫が本当に反省しているかどうかわからない。
もしかしたら、また不倫をするかもしれない。
そんな不安や疑いをいつも感じるようになり、本当は離婚した方が良かったのか、でも、子供がいるので離婚は無理だし……、だったら、どうしたら 良いのだろうと悩んでいる、と相談を受けたんですね。
そこで僕はSさんに次のように質問しました。
「お子さんがいるので夫婦関係の再構築を選んだとのことですが、お子さんがいなかったら、あなたはどうしたいんですか?」
実は、このような悩みは、本人が自分の本当の気持ちを抑え込んでいるので起こることが多いんですね。
Sさんは本当は離婚したいと思っていたんですね。
でも、離婚するのに不安があって、「子供のために」とお子さんのせいにして、離婚市内でいることを選んだ。
このように「『離婚したい』という本当の気持ち」を抑え込んでいるから、ネガティブな思考や感情がどんどん湧いてきて苦しくなっているんですね。
ですので、僕はSさんに、自分が本当にどうしたいのかを明確にし、その「本当にしたいこと」を行うことを勧めました。
で、その後どうなったかというと、この相談から2カ月後にSさんは離婚されたんですね。
お子さんを連れて実家に戻り、その後夫とは離婚したそうです。
で、それからしばらくして、Sさんのご両親の力を借りながら、お子さんと幸せに暮らしている、と報告をくださいました。
お子さんと幸せな毎日。
「あの時まで、勝手に自分に制限をかけて、本当は離婚したかったのに離婚をためらっていました。
勝手に作った『できない理由』を取り除いたら、すべてが思いがけないほどうまく進んでいきました。
今は、自分に変な制限をかけ内容に気をつけています。
子どもを勝手に『足かせ』にしてしまって反省しています」
とのことでした。
Sさんが幸せになって本当に良かったです。
と、それと同時に思うことは、願いを叶えられない人って、このSさんのように、勝手に自分に制限をかけて願いを叶わなくしている、ということです。
「○○だからできない、無理」と根拠のない制限を勝手にかけて、放っておけば叶う願いを叶わなくしているんですね。
ですので、もしあなたが「○○だからできない、無理」と思っているのなら、その「思い込み=自分自身への制限」を取り除くようにしてください。
制限が少しでも外れたら、今まで難しかったことがスムーズにできるようになりますから。
そして、制限を外せば外すほど、あなたの願いは叶い、あなたは望む人生を歩めるようになるでしょう。