Vtuberってどうやって動いているの?
イラストは【トラッキングソフト】というものを使って動かします
ご購入者様にご準備していただくのがこちらの3つです
・パソコン
・iPhone(カメラとして使用)、またはWEBカメラ
→顔の動きを読み取るために必要
・トラッキングソフト(VTube Studio)
→イラストを動かすためのソフト
VTube Studioを使用する場合、iPhone11~ではFaceID機能があるため高精度なトラッキングが可能なのでおススメです
Pro版(2820円)の購入が必須となります
live2dというソフトでモデラ―がイラストに動きを付けて納品します
Vtuberさんはトラッキングソフトをダウンロードしていただき、
納品データを入れ、カメラを通してイラストを動かします
VTube Studioをインストールしよう
VTube Studioをインストールします
(Windowsのやり方になります)
VTube Studioをインストールするには
まずはSteam(スチーム)の登録が必要です
WEB検索からSteamを検索し登録を行ってください
アカウント名は日本語ではなくローマ字で作成しましょう
つぎにVTube Studioをインストールするために
Steam(スチーム)を開きます
右上にある検索窓から『VTube Studio』と検索してください
するとVTube Studioが出てくるためクリック
スクロールすると
【VTube Studioを使用 無料】
と出てくるため【無料】をクリック
ダウンロードが始まります
ダウンロードが終わったら起動をしてみましょう
最初は英語表記になっていたら
左側にメニューが並んでいるので
上から4つ目の歯車をクリック
右上に吹き出しが表示されるのでクリックをして
日本語表記にしましょう
フルスクリーンモードの解除はAlt+Enterで可能です
VTube Studioに納品データを入れよう
VTube Studioを開くと左側にメニューがあります
メニューが出ていない場合はダブルクリックをしましょう
1番上の人型のアイコンをクリック
すると下にサンプルが表示されます
(まだモデルがない方はこちらで試してみてくださいね)
一番左下に
【自分のモデルをインポート】がありますのでこちらをクリック
『あなたのlive2dモデルをこのフォルダーに保存してください』
【フォルダを開く】【OK】
と出ますので【フォルダを開く】をクリック
納品したフォルダをドラック&ドロップしましょう
♦納品の際
○○様フォルダ
○○.4096 ファイルフォルダー
○○ ファイルフォルダー
○○.cdi3.json jsonファイル
○○ .moc3 file
○○.model3.json jsonファイル
○○.physics3.json jsonファイル
○○icon.png pngファイル
まとめて納品しているかと思いますので
中身は触らず、○○様フォルダをそのままドラック&ドロップしてください
最初にエクスプローラーを開き納品データをコピー、
開かれたフォルダに張り付けでも大丈夫です
コピー出来たら一度VTube Studioを閉じます
(フォルダにコピーができたらモデルのところに表示されるのですが
時間がかかるため1度閉じた方が早いです)
もう1度VTube Studioを開きます。
メニューの人型アイコンをクリック
モデルに追加されています
(アイコンは設定されていないのでファイル名で判断しましょう)
モデルをクリック
画面にモデルが表示されます
左下のちびキャラは無料版のみ表示されます
消したい方はプロ版をご購入ください
カメラでモデルを動かすために
カメラの設定を行います。
WEBカメラでモデルを動かしてみよう
左のメニュー欄、上から4つ目の【歯車 (設定)】をクリック
左上に4つのアイコンが表示されますので、左から2つ目のカメラのアイコンをクリック
右側にメニューが表示されるので設定していきます
【ウェブカメラトラッキング】
カメラを選択 USBカメラ 1番上を選択
解像度 1280×800 1番下を選択
フレートレート 30 1番上を選択
MJPEG を選択
オートスタートは次回、自動でカメラを起動させる場合はON
自動で起動させたくない場合はOFF
設定出来たら【カメラをON】
カメラに顔が映すと、顔の動きが表示されます
口の開けたり閉じたり、眉の上げ下げ、顔の上下左右、目を左右など
動いてみてください
動きを確認したら、カメラを向き無表情になり【カリブレーション】をクリックします
カメラの設定が完了しました
メニューは右上の×を押すと消えます
また表示させる時はダブルクリックをします
カメラが完了しても目が思うように開かなかったり
口が思ったように動かなかったりします
つぎはきちんと動くように設定していきます
WEBカメラをご使用の方は
【iPhoneをカメラとして使いモデルを動かしてみよう】
を飛ばしVTube Studioの設定をしようにお進みください
iPhoneをカメラとして使いモデルを動かしてみよう
接続方法はUSBケーブルなどを使用した有線接続と
Wi-Fiの無線接続があります
メニューの歯車ををクリック
スマホ接続設定
サーバーを起動するにチェック
次はiPhoneでの操作となります。
iPhoneでもVtubestudioをインストール
メニューの歯車をクリック
PC/Mac接続設定
サーバーを探すをタップ
このIPを使うをクリック
VTube Studioの設定をしよう
カメラの設定の後、メニューをスクロールすると
【トラッキング設定】が出てきます
(歯車アイコン→カメラアイコン)
●トラッキングが失われた場合 デフォルトに戻るをクリック
(カメラから顔が外れてしまった時など最初の状態に戻ります)
●校正方法 自動をクリック
●まばたきをリンクする 常にリンクするをクリック
下の4つの設定はカメラ側の設定となります
こちらは後程設定します
つぎに、カメラの横の左から3つ目人型アイコンをクリックします
【移動の設定 (ガチ恋距離)】
こちらをONにしているとモデルがやたらと
ふわふわ不安定に移動してしまうので
X 0
Y 0
XYは0にします。
Zはズームでカメラ近づくとイラストがアップ
カメラから離れるとモデルが下がります
必要であればZは数値をお好みで設定
必要なければOFFにしましょう
つぎに項目の説明です
まず、モデルはlive2dで動きを
パラメーターというキーに動きが一つ一つ設定されています
Face Left/Right Rotation 顔の斜め (X)
Face Up/Down Rotation 顔の上下 (Y)
Face Lean Rotation 顔の横の動き (Z)
Eye Open Left 左→目 開け閉め
Eye Smile Left 左→目 笑顔目
Eye Open Right 右←目 開け閉め
Eye Smile Right 右←目 笑顔目
Eye X 目玉の動き 左右(X)
Eye Y 目玉の動き 上下(Y)
Brow Height Left 左→ 眉の高さ
Brow Height Right 右← 眉の高さ
Brow Form Left 左→ 眉の変形(悲しい、驚きなど)
Brow Form Right 右← 眉の変形(悲しい、驚きなど)
Mouth Smile 口の口角 横の広がり
Mouth Open 口の開ける閉じる
Blush when smiling 照れる(赤面)
Body Rotation X 体の斜め(X)
Body Rotation Y 体の上下(Y)
Body Rotation Z 体の横の動き(Z)
Auto Breath 呼吸
【IN】
カメラで本人がこの動きをしたとき
【OUT】
モデルがこの動きをする
という指定になります。
例えば目の開け閉じだと
【IN】
Eye Open Left 左目を開閉
【OUT】
Param Eye L Open パラメーター左目を開閉
本人が左目を開閉した時に、モデルが左目を開閉します
つぎに目の笑顔目は
【IN】
Mouth Smile 口を笑顔(口角を広げたとき)
【OUT】
Eye Smile Left 左目を笑顔に
本人が口角を広げたとき、笑顔の目に代わる
口の動きで笑顔の目に変わるよう設定されています
(モデリングのプランによっては設定されていないこともあります)
目の動きだからといっても
目の動きでモデルの動きが決められていないことがわかります
【口角を上げて目を閉じると笑顔目】
【口角を下げて目を閉じると普通のまばたき】
お次は数値の設定です。
先ほどと同じこちらでも【IN】と【OUT】があります
【IN】はご本人の動きの数値
【OUT】はモデルに設定されているパラメーター(動き)の出力数値です
基本的には【OUT】の数値は触りません
(例外アリ 後述します)
Eye Open Left 左←目の開閉の設定をしていきます
左は画面向かってではなく、モデルから見たときの左になります
【IN】
目を開けたときの数値を上側に記入
目を閉じたときの数値を下側に記入
(スクショでもして判断してください)
その時に赤の球はふわんっとした動きが望ましいです
急な動き方をする場合はモデルがカクつくことがあります
あまりにも急な動きをする場合はINの数値を広げてみましょう
基本的には【OUT】の数値は触りませんとは言いましたが
Eye Open Left 左←目の開閉の
OUTの最大数値が1.9になっている場合は1に変更します
こちらはモデラ―によっては1.5にびっくり目を入れていたりもするので
薄く書かれている数値を参考にしましょう
基本的には0に閉じ目、1に開けた目を設定しています
live2dで設定されている数値(薄く書かれている数値)に合わせます
同じように右目(Eye Open Right)も設定します。
左右があるものは基本的には同じ数値を入れるようにします
差があると左右の動きに差が出て違和感が出てしまうためです
お次はEye Smile Left 左目の笑顔を設定していきます
こちらは前述したように本人の口の動きでモデルが笑顔目になるようになっています。
口を閉じ普通の口をしてカメラをじっと見てください
その数値をINの下に記入
口角を広げてINの上に記入
同じようにEye Smile Right 右目の笑顔を設定してください
目の動きを確認しおかしなところがなければOKです
続いて口の設定です
Mouth Smile 口の笑顔の項目を見てください
初期設定だと
【IN】Mouth Smile 口の笑顔
【OUT】ParamMouthForm 口の変形
となっています。
口の形だけでなく、マイクも使って声を反映させたいときは
【IN】VoiceFrequencyPlus Mouth Smile 音声周波数プラス+口の笑顔に変更します
【OUT】ParamMouthForm 口の変形 OUTはそのままです
これで口の口角の広がりと音声の周波数でモデルの口の大きさが変更されます。
続いて数値の設定です。
まずは【IN】の下の数値
口を少しすぼめて(口角を下げて)ジッとカメラを見てみてください。
【IN】の下の数値は最初0になっていますので、こちらを変更します
つぎに【IN】の上の数値です。
笑顔の数値なので口角を横に広げてカメラをじっと見つめてください
自然と出てほしいので開きすぎる必要はありません
【IN】の上の数値は1になっているので変更します
口の口角は -1 0 1
の設定されており
通常の口は0に設定されています。
普通にしている時にOUTの出力の方が
0.5になっているとOKです
設定出来れば、その下にあるMouth Open 口の開閉を設定していきましょう
最初は
【IN】Mouth Open 口の開閉
【OUT】ParamMouth OpenY 口の開閉
となっているので
INの方を変更します
【IN】VoiceVolumPlusMouth Open 声・ボリューム+口の開閉
【OUT】ParamMouth OpenY 口の開閉
これで声の大きさと口の動きでモデルの口の動きが変わるようになりました
続いて口を閉じてカメラをじっと見ます
その数値をINの下の方に記入
今度は口を開けてカメラを見ます
こちらは普通にしゃべっている時にモデルの口も反応をしてほしいので
開きすぎないようにしましょう
開いた時の口の数値はINの上に記入します。
この時笑顔の口にしたときにモデルの口が笑顔になるか確認します
口角、口の開閉がどちらも最大値の時に笑顔の口になるように設定されています
ならない場合は数値をもう少し調整してみましょう
他の数値も同じように設定していきます