結婚式の出し物として、新郎新婦の紹介をするプロフィールムービーが定番ですが、意外と注意点が多いことはご存じでしょうか。見落としがちなこともあって、後悔する場合も。そこで、多くのプロフィールムービーを手掛けてきた私が、結婚式のプロフィールムービーを製作する際の注意点をご紹介します(^ ^)
①製作期間は1か月以上の余裕を
ムービー作り初心者の場合、思った以上に制作期間がかかります。素材集め・編集・見直しと工程が多いため、満足いくものにするには最低1か月は欲しいところです。慣れていない場合は、十分な余裕を持って取り掛かることをおすすめします。
②プロジェクターのアスペクト比を確認
プロフィールムービーは式場のプロジェクターで映すため、アスペクト比(縦横の比率)は要チェックです。16:9か4:3の場合が多いですが、きちんとサイズに合った動画を作らないと、余白ができたり映像が見切れたりします。当日になって後悔しないために、必ず式場に確認しておきましょう。
③文章に句読点は入れない
句読点は「終わり」や「切れる」という意味を連想させるため、プロフィールムービーでは入れないのがマナーです。ただ、句読点を入れないと文脈が分かりづらく、読みづらくなってしまいますよね。そんなときは、2行にしたりスペースを代わりに使って、句読点をうまく避けましょう。
④忌み言葉は使わない
基本的に「別れる」「繰り返す」「終わる」などの忌み言葉はプロフィールムービーに使ってはいけません。最近は寛容になってきていますが、それでも年配の方をはじめ、気にする方はいらっしゃいます。例に挙げたもののほかにも、忌み言葉はたくさんあります。しかし、忌み言葉はマナーとしてひとしきり頭に入れておきたいけれど、あまりナーバスにならなくても大丈夫です。言い回しを気にしすぎて、思いがきちんと伝わらなくなってしまうことの方が問題なので、基本を押さえたら意識しすぎず気楽に考え、思いが伝わる文章を考えましょう。
⑤字幕を人の顔に被せない
字幕が人の顔に被ってしまうのは、とても失礼な行為にあたります。字幕を付ける位置は画面下が基本です。人の顔に被ってしまう場合は字幕や写真をずらし、列席者が楽しめるプロフィールムービーにしましょう。
⑥文章は短くまとめる
文章は短く、簡潔にまとめましょう。長い字幕を入れてしまうと、列席者が文章を読み切る前に次の字幕に移ってしまいます。だいたい、20~30字にまとめるのがベストです。
⑦写真の表示時間を適切に
プロフィールムービーでは、写真の表示時間も重要です。写真ごとに情報量が違うため、全て同じ時間にすると、見づらいムービーになります。写真の情報を何秒で認識できるか意識し、さらっと流す写真と、じっくり見せる写真を使い分けましょう。
⑧人や文字は端に寄せない(セーフゾーンについて)
作ったムービーをプロジェクターで映した際、画面端が見切れる場合があります。見切れてほしくない人や文字は端に寄せないように注意しましょう。ちなみに、動画の見切れる心配の無い部分を「セーフゾーン」といいます。このセーフゾーンを意識することで、失敗しないムービーを作れます。
⑨列席者を楽しませるムービーにする
意外と見落としがちですが、プロフィールムービーは列席者を楽しませ、感謝の気持ちを伝えるものです。新郎新婦の写真をたくさん入れたいところですが、列席者の写真を意識して増やしましょう。一方で、内輪でしか分からないネタなどを使って、自己満足なムービーにならないよう注意してください。
結婚式のプロフィールムービーの制作はお任せください!
結婚式のプロフィールムービーは、意外と注意点が多く、ムービー初心者には難易度が高いです。ムービー作成はプロに任せて、結婚式の準備に集中する方も多くいらっしゃいます。私はプロフィールムービーのほか、結婚式に必要な動画をたくさん作成してきましたので、お気軽にお問合せ下さい(^ ^)