ドラマを見ていて思ったこと

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コラム
「不浄な心」と思ったんです。

主役の女性を気に入ったおばさんが、
自分の息子との中を取り持とうとしているのを見て、
ひどく不浄に感じたんです。

本人の意志も聞かずに。
だからこそ不浄と思たんです。

ストーリー設定は、そのおばさんの息子はその女性の憧れの先輩です。
ずっとその女性が片思いをしてきた相手ではあるんです。
でもその女性は、
もう一人の主役の男性と出逢って仕事のパートナーとして関わっています。
こちらの恋愛模様のストーリーなんですが。

育ちつつある人間関係と、おばさんが結びつけようとするご縁、
第三者がやって良いこと、けないことってあるなと思ったんです。
テーブルの上に置かれたスマホに主役の男性からの電話が鳴って、
名前を見たうえで知らせずに息子と女性の写真を撮影するおばさんが、何ともいやらしいんです。
「電話がなっているわよ」普通は教えてくれるものでしょうに。

我欲で他人の縁をごちゃごちゃとややこしくする人。

最悪だなと感じました。

ご神仏さんは、
本人の希望は何でも祈って良いと言っているそうなんですが、
第三者の意志でいじってはいけないんです。

不浄な心にはいつか必ず裁かれる時がくるはずです。
これはドラマですが。


そしてもう一つのドラマ。

こっちは主人公が不浄なんです。
飛行機事故がきっかけで、
主人公の女性が10年前の過去に戻るんですが、
そこでその女性の辿り方が不浄過ぎて好感が感じられないストーリーで、
何だろうかと思ったんです。

過去に戻り、自分の現在の夫に早く出会うように動くんですが、
その辿り方が汚いんです。

元カノを探し、親しくなり当然のように割り込んで、奪い取ってゆくんです。
元カノさんはある程度力のある方なので、復讐を仕掛けてくるんですが、
主役の方が自分の幸福に執着しずぎるあまり、周囲の関係者のことを考えていない無情になれる無邪気さが醜いと感じずにはいられませんでした。
まるで周囲の人物はゲームのアイテム的な感覚なんです。
何もしなくても別れる運命の二人で、自分は数年後出会う運命というのに、今、割って入ることか?
別れたと元カノが言ったとき、本人を目の前にして満面の笑みを浮かべて、「別れたのね!」と言い放ち、嬉しそうに走りだす。
抗議に来た彼女を無視して、未来の夫となる男性のもとへ。
二人が判れた原因は、彼女が彼の仕事に自分の父のコネを使えと押しつけ、
コネがなければ何もできないと思っているのかと、考え方の相違で別れたわけなんですが。
未来に出会って結婚している主役の女性と彼ですから、
彼の性格を主役は知りつくています。
彼の理念や理想を理解している主役は簡単に過去の彼の心をつかんでゆきます。

ある程度の設定は面白いと思ったんですが、主役は最悪な人物像です。
人助けはしてゆくところで、なんだかなーと曖昧になるんです。
そのまま話せばいいものを、友人を誤解をせるような遠回しな言い方をするのも、醜かったし。
自分は善人かのような立ち位置で、もっとも恐ろしいタイプだなと思いました。
最後は自己の飛行機に乗って元の軸に戻り、ハッピーエンド風なんですが。
その一組のカップルのためにどれだけの人を振り回すのかな・・・と変な気分でおわりました。「良かったね」と思えない、嫌な気分が残りました。
なんだったんだろうか。
こんな性格の悪い子を選ぶのかなって。
病気や事故で死ぬはずの二人を助け、遡った過去では最愛の人の命と引き換えになったけど、
周囲をひっかきまわしてるだけだったんです。

愛着がわかない主役のキャラも珍しい。
中国ドラマにはたまにそういうのあるけど。

錯覚で恨み続けてはじめから最後まで憤慨している主役とか。
そういうのは、凄く嫌な気分になるんです。
最後までみてしまうのはその先が気になるから。
つまらなくは無いんです。






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