タックンのSLICE OF LIFE

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コラム
今日は
毎日10km歩くって「歳よりの冷や水か?」、はたまた「転ばぬ先の杖か?」
って言うお話です。

実は、俺はかなり酷いビッコだ。
40年以上前に、草加バイパスで息子に買ってあげたバイクの慣らし運転をしていて居眠り運転のトラックに弾き飛ばされ、1年半入院した。

「貴方の足は切断した方が、行く行くは楽だと思いますよ。どうしますか?」
「いや、曲がりなりにも(文字通り”曲りなり”なんだけど)何とかくっつけて下さい」
と言う訳で、俺の左足は”4cm短縮”、”曲げ角度16°”、”右に大きく弯曲”と言う見っともねぇ足になっちまった。
身障者の認定を受けに言ったら、担当医が言うには
「貴方は一生車椅子は手放せない生活ですよ。ホントに自分で養生しながら生きて下さいね」
って念を押されたもんだから、へそ曲がりの俺は
「ぜぇ~ったい車椅子は使わねぇぞ!」
って、車椅子は持ってるけどこれ迄使った事は無い。
その間、40数年。
意地っ張りな俺は去年まではクソ暑い真夏でも、ドンキ迄往復10km歩いていた。

まぁ、普段でも5km位はしょっちゅう歩いてるんだが、それは人間は歩けなくなったらおしめぇだ!って判ってるからだ。
ところが、一昨日、ドンキ近くのdocomoに予約して新しスマホを購入しようと歩き出して3kmほど歩いたところで
「えっ、こりゃちょっと不味いぞ。足が踏ん張ってねぇぞ」
って気が付いた。
普段から、右足1本に負荷を掛けて歩いてる訳だが(負荷が片足10とすると、左足5、右足15位だ)、3kmほど進んだところでとにかく右足が踏ん張ってくれない。
それでも、意地で歩いていたら左足がほんのちょっとの出っ張りに引っ掛かって2回程転んだ。
幸いにも「顔面着地」はせずに、歩いていた道路沿いの壁に手を突っ張って何とか事なきを得た。

ホントに死ぬ思いをして、docomoに着いたが5分も話さず「最初からそう言えよ!」って相当怒気を含んだ声で脅かすように言って帰って来たが、それは予約を受け付けたアホ女の責任。
「あれとこれをご用意ください」も何も無し。
仕方なく、関東福祉車両と言う民間救急を請け負っている会社に電話して迎えを頼んだ。

「一体何が言いたいんだ!?」
と思うでしょうが、俺の言いたいのは「人間は歳取ったからと言って、自分の足で歩くのを億劫がるようになったら、もうそこまでお迎えが来ているよ」って事です。大袈裟じゃない。

だから、俺はこれからもビッコを引き引き意地でも歩く。
貴方も歳を取ると判りますってば・・・・。
足が如何に大切かって・・・。
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