前回、サブスクサービスの拡充とともに制限と制約をデザインする必要がある、と説明しました。
今回は捕らぬ狸の皮算用をしてみます。皮算用は楽しいですよ!
1ライセンス月々1,000円のサブスク課金です。
1年継続してくれれば12,000円ですね。1年でやっと12,000円とは安いですね。
1人×1,000×12ヶ月=12,000
毎月何件の契約を取れるかがポイントです。
年間売上にするとこうなります。
1人×1,000×12ヶ月= 12,000
10人×1,000×12ヶ月= 120,000
25人×1,000×12ヶ月= 300,000
50人×1,000×12ヶ月= 600,000
75人×1,000×12ヶ月= 900,000
100人×1,000×12ヶ月=1,200,000
100人でようやく120万円ですね。それほど多くはありません。
しかし、1人あたり2~3ライセンスを契約すると考えるとこうなります。
1人×2,500×12ヶ月= 30,000
10人×2,500×12ヶ月= 300,000
25人×2,500×12ヶ月= 750,000
50人×2,500×12ヶ月=1,500,000
75人×2,500×12ヶ月=2,250,000
100人×2,500×12ヶ月=3,000,000
100人で120万円でしたが、単価が上がると半分の50人で150万円となります。
100人では300万円となります。なかなかいいですね。
次年度も100人ペースで契約が増えればこうなります。
100人×2,500×12ヶ月=3,000,000
110人×2,500×12ヶ月=3,300,000
125人×2,500×12ヶ月=3,750,000
150人×2,500×12ヶ月=4,500,000
175人×2,500×12ヶ月=5,250,000
200人×2,500×12ヶ月=6,000,000
200人で年間600万円です。
初年度から定量的に契約者が増えるわけではないし、退会する人もいますのであくまでも皮算用です。
意味はありません。
しかし、開発のモチベーションを上げるには皮算用は大切です。
現在私は顧客が1000人いますので、仮に1000人がサブスクに移行するなら単純に3千万円です。
仮に月額500円まで下げたとすると50%OFFなので、1千5百万円です。
既に顧客がいて、この価格であれば絶対飛びつくだろう価格であれば、皮算用が途端にリアル味を帯びてきます。
例えば、月額500円からさらに半額の月額250円にしたらどうでしょうか?
めちゃくちゃ安いですね。年間たったの3,000円です。
1000人×625×12ヶ月=7,500,000
初年度にいきなり750万円の売上を見込める可能性があります。