こんにちは。OKIAMI株式会社です。
本日は少し過激なタイトルなのですが、
なぜ「ただ掲載するだけで失敗してしまうのか?」ということについてお話したいと思います。
・クラウドファンディングは掲載すればそれなりに売れる
・爆発的に売れる事も!
まことしやかにこういった噂から挑戦する人も少なくないと思います。
完全に誤った情報ではありませんが真実ではないかと思っております。
なぜただの掲載で失敗するのかというと
① 2-3年前と比較してプロジェクト数が大幅に増加している点
➁ プロジェクト数が1万件を超えて目新しいプロジェクトが減ってきているという点
代表的なMakuakeでいうと「アタラシイものや体験の応援購入サイト」という位置づけのプラットフォームになっています。
①を解説すると、
クラファンに掲載される=売れる
これは、M2層(35歳-49歳)の情報感度が高い層とマッチしているプロジェクトであれば確かに通常のECサイトには無い成約率の売上になっていました。
但し、
クラファンに掲載される=プロジェクトが見られる=売れる
というのが実際には正しいです。
Makuakeにフォーカスしてみた時に、
2019年のプロジェクト掲載数 2471件
2021年のプロジェクト掲載数 7914年
約3倍の掲載数となっております。
この掲載数増加が何をもたらすかというと、
何にも広告を掛けずプロジェクトを掲載する場合
「新着のプロジェクト」
という部分への掲載が唯一のプロジェクト掲載をされてみられる部分でしたが、これが従来は1日6-7件しか掲載されていなかったのに対して今では1日20件前後掲載されています。
つまり、当日掲載しても埋もれてしまう速度が速くなり、
広告や戦略的にプラットフォーム毎の攻略をしないと中々成功しない状況になっています。
OKIAMI株式会社は、大手クラウドファンディングと業務提携をしており様々なプロジェクトをみている為、集客方法から逆算したページ作りが可能となりますので、
・初挑戦してみたけど全然支援が集まらなかった
・必ず成功させる為に、デザイン以外のクラファン部分についても知りたいという方におススメです!
続きを書くと、
➁については言葉の通りです。
元々アタラシイものやや体験の応援購入サイトというキャッチコピーですが、
似たようなプロジェクトだったり、とりあえず出してみようというプロジェクトも多く失敗しているケースが多いです。
《失敗しているケースの特徴》
・目新しさが無い(市場の競合品との比較ができていない)
・誰に売るのかが明確ではない(なんとなくいい商品と思っている)
・消費者目線ではない
(どうやったら消費者に届くのか、伝わるのかについての広告部分について全く考えられていない)
これらのパターンが圧倒的に多いです。
例えばこれは弊社が行った「カーディフューザー」のプロジェクトです。
(ブログトップ画像のデザインはABテストをした際の没案です。笑)
Makuakeで約400万円支援が集まりました。
従来車用のディフューザーというと
機械式(気化式、噴霧式、加熱式、超音波式)
吊り下げ式(芳香剤 ジェルタイプ、液タイプ、クリップタイプ)
大きく分けるとこういった分類でした。
(実際にはもっと細かく分析しておりました。)
クラファンにだすという事で、
「日本でレクサスを乗っている30歳男性」というペルソナを設定して開発案を検討していました。
深堀をしていきそのペルソナが購買に対してどういった心理状態なのかを調査しました。
・こだわりが強く気に入ったものをずっと使いたい
・新しいものがでると買ってしまう
・他人にかっこいいと言われるものを買ってしまう
(代表的な物だけ抜粋)
ここで市場に流通している製品を見た時に、このペルソナから見た時に
・気に入った香りを長く使いたいという需要
→ 芳香剤は廃盤になるスパンが市場的に早い
・高級車に見合うディフューザーは機械式のみ
→ 芳香剤は1000-2000円の市場価格が多く高級車をもつ人を満足させる商品は少ない
→ ブランド品の芳香剤を使っている人が多い
(代表的な物だけ抜粋)
こういった市場分析をした後、
カーディフューザー「TO GO」は市場的に全く新しい製品だという判断をしてプロジェクトを実行致しました。
大分分析については割愛しておりますが、こういった分析を全くせずクラウドファンディングに出しても運よく成功する場合もあるかもしれませんが99%は失敗するといってもいいかと思います。
ぜひこれからプロジェクトを実施する方はこういった部分を意識して頂けると思います!
OKIAMI株式会社ではページ制作をする前にこういった市場分析を行い製品の特長を把握してデザインに落とし込んでいきます。
その製品をクラウドファンディングに載せるのに最適なページ設計を提案しておりますのでぜひプロジェクトを実施を検討されている方はメッセージからご相談頂ければと思います!
写真撮影をフルフルサポートしたプランも御座います。
4400万円の支援を集めたプロジェクトの撮影を行った、
「商品撮影」「クラウドファンディングの撮影」に特化したカメラマンが撮影致しますのでぜひご検討ください。
初期費用を掛けるのはあまり・・・という方は、
「クラウドファンディング助成金」を検討してみてください。
東京都の補助事業ですが、MakuakeやCAMPFIREに掲載する方は全て対象となります。(条件や助成金額は「クラウドファンディングを活用した資金調達支援」のページをご確認ください。)
クラウドファンディングでローンチした際のクリエイティブはEC販売する際に使う事ができるのが初期費用としては掛けるべきポイントかと思います。
(制作会社やフリーランスの方に2次利用禁止している方もいますので個々にご確認ください。OKIAMI株式会社は2次利用は全て無償でOKです)