安房神社に参拝しました 阿波忌部と天太玉命

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2023年7月に千葉県館山市にある安房神社さんに参拝しました。
うちから、千葉県館山市までは、だいぶ距離があります。
同じ千葉県ですが、千葉県の最北端から最南端までの移動なので、もしかすると軽井沢に行くほうが近いかもしれないです。(笑
それでも、最近は、高速道路が出来たので、少し楽になりました。
ですが、高速乗るのに、千葉県から、埼玉県、東京都を経由したりして、結構、ややこしいです。
なので、下道で千葉まで行ってから、高速乗ることが多いです。
いつも、館山方面に行くときは、行きは、内房周りの千葉市を通って、帰りは、外房の海沿いを延々と走ってくることが多いです。
なんだかんだ、海が好きなのだと思います。

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安房神社さんは、安房国一宮です。
昔の区分では、千葉県は安房国、上総国、下総国(茨城県の一部も入ります)の3つの国に分かれていました。
その安房国で、もっとも格式が高い神社です。
ですが、ちょっと不思議なことに安房国一宮は、もう一つあります。
その話は、以前のブログ記事で書いてます。
かいつまんでお話すると、源頼朝が石橋山の合戦で敗れて安房の地へ避難たときに、洲崎神社さんに祈願をして平家討伐を成功させたことに由来することが所以だそうです。

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安房神社さんの御祭神は、天太玉命(アメノフトダマノミコト)です。
相殿神は、天比理刀咩命(アメノヒリトメノミコト)天太玉命の妃神です。
天太玉命は、記紀には出てきていない神様ですが、「古語拾遺」などでは高皇産霊尊(たかみむすび)の子と記されているそうです。
古語拾遺は、平安時代の神道資料で、官人・斎部広成が大同2年(807年)に編纂した、古代の氏族である斎部(忌部)(いんべ)氏の由緒を記した歴史書だそうです。
作られて謂れは諸説あるそうですが、当時の勢力を誇った中臣氏に対抗して、正史に漏れている同氏の伝承を書き記したものと言われています。
古代の神々の話は、政治、勢力争い、権力闘争、実は、そんな人間臭いことと関係が深いことが、とても興味深いです。

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安房神社さんは、房総半島最南端部に位置します。海のそばです。
伝承によると、神話時代に阿波地方から渡ってきた忌部氏(いんべ、斎部氏)による創建と言われています。
そのため、忌部氏の祖神である、天太玉命と天比理刀咩命をお祀りしています。
また、 忌部氏の五部神の、櫛明玉命(クシアカルタマノミコト)、天日鷲命(アメノヒワシノミコト)、彦狭知命(ヒコサシリノミコト)、手置帆負命(タオキホオイノミコト)、天目一箇命(アメノマヒトツノミコト)をお祀りしています。
摂社には、天太玉命の孫神の天富命(アメノトミノミコト)、天太玉命の兄弟神の天忍日命(アメノオシヒノミコト)もお祀りされています。
ある意味、忌部氏の一族が中心の神社です。
そして、千葉県の安房国の名前は、阿波地方から移住・開拓を行った、阿波忌部から来ていると言われています。
今では、あんまりピンときませんが、千葉県と阿波地方(徳島県)はとても繋がりが強いです。

mahalo
最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

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