有機化学:立体配座と立体配置

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現役薬学生が有機化学について解説します。この分野は専門性が高くなってしまい、難しい言葉をいきなり使うことがあるかもしれません。ご了承ください

立体配座とは、単結合の回転によって生じる、化合物の空間配置のことである。

なので、立体配座が異なる配座異性体の関係にある物質は、単結合を回転させれば同じ化合物になります。
シクロヘキサンのいす形、舟形が配座異性体の代表例になります。
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立体配置とは、分子中の原子の空間配置のことである。

原子や結合の種類や数は同じだけど、分子中の原子の空間配置が異なるものを立体異性体といい、シス・トランス異性体、不斉炭素(配置的に特徴を持っている炭素)を持っている異性体が代表例です。
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簡単に言うと、立体配座はポーズが違うだけで、同じ人間、立体配置はそもそも別の人間といった感じです。




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