シリーズ第2弾
ターゲットを決めるとは?
ターゲットとは、実際に手を取ってもらいたいメインのお客様の層の事です。
大きな括りだと
・20代
・30代
といった年齢層がわかりやすいですね。
一つ細かくするなら
・20代男性
・20代女性
・30代男性
・30代女性
といった性別がわかりやすいでしょう。
もう一つくらい細かくしましょうか。
・20代未婚男性
・20代既婚男性
・20代未婚女性
・20代既婚女性
・30代未婚男性
・30代既婚男性
・30代未婚女性
・30代既婚女性
結婚という括りを追加しました。
ちょっと専門的な言葉を使ってかっこつけると、ターゲットを決めるというのは、
「特定の市場セグメントや顧客グループを識別し、
マーケティング活動の焦点をそこに合わせること」
と言い表せます。
これは、製品やサービスが最も響くと思われる消費者の層を決めて、そのグループの特定のニーズ、嗜好、行動パターンに基づいてマーケティング戦略ができるということです。
なぜターゲットを決める必要があるか。
マーケティングにおけるターゲットの決定は、とても大事な意味があります。
箇条書きにすると、
1.効率性の向上
2.カスタマイズされたコミュニケーション:
3.製品開発
4.競争優位の獲得
です。
1.効率性の向上:
マーケティング努力と予算が最も響く消費者に集中されます。
これにより、興味のない人に無駄な労力を割く必要がなくなり、効率的にマーケティング活動を行うことができます。
(例)目薬を売りたいとします。
あなたはビラとサンプル配りで街角に立っているとしましょう。
誰彼構わず渡そうとしますが、興味がない人は無視します。
そこでターゲットを目が疲れているだろうオフィスワーカーに絞りました。
時間も仕事終わりの17時に当りをつけて元気よく、眼鏡をかけた人に積極的に渡そうと決めました。
ここまで決めれば、ビラ配りの仕事は成功します。
2.カスタマイズされたコミュニケーション:
ターゲット市場を理解することで、その市場のニーズ、欲求、行動に合わせたカスタマイズされたメッセージを作成することができます。これは、一般的なメッセージよりもずっと効果的です。
先ほどの例を続けるなら、街角で
「どうぞー」
と声かけするより、
「お疲れ様です。疲れた目が楽になる目薬です。サンプルが入ってますよ」
と声かけすると、あっという間に受け取ってもらえそうですね。
3.製品開発:
ターゲット市場の理解は、新製品開発や既存製品の改善に役立ちます。市場のニーズに合わせた製品を作ることで、成功の可能性が高まります。
オフィスワークで疲れた目は、ぼやけ、渇き、重たい気分になります。
なら、爽快感を与え、潤いが得られ、気持ちよくなれる目薬を作れば、きっと気に入ってくれる人はたくさんいるでしょう。
4.競争優位の獲得:
ターゲット市場に焦点を合わせることで、競合他社とは異なるユニークな価値提案を打ち出すことが可能です。これにより、競争において優位に立つことができます。
総じて、ターゲティングはマーケティング活動をより効果的かつ効率的にし、企業が市場での成功を達成するための重要な要素です。
「みんなに届け」はダメ?
結論から言いましょう。
あなたが石油王ならいいと思います。
つまり、あなたが持つリソースは限りがある事が重要なのです。
お金、時間、人材
良いものだからみんなに使って欲しいというのはわかりますが、興味のない人に頑張って営業しても時間が経つばかりです。
ターゲティングは小規模、零細企業こそしっかり取り入れるべき、
先人の知恵
なのです。
まとめ
最後にホームページにおけるターゲティングについて書いておきましょう。
多分これを最初から書けばよかったまであるかもしれませんが、細かいことは気にしない。
ホームページ制作におけるターゲティングは、あなたのウェブサイトを訪れるであろう特定のユーザーグループや顧客層を明確に定義し、そのグループのニーズや興味に合わせてサイトを設計するということです。
このアプローチの目的は、訪問者に対して最も関連性の高い内容と体験を提供することで、訪問者の関心を引き、行動を促すことにあります。
例えば、あなたが高級家具を販売している場合、ターゲットは家具に対して高品質かつデザイン性を求める成熟した消費者層になるでしょう。
つまりウェブサイトも洗練されたデザイン、高品質の商品画像、製品の独自性や品質に焦点を当てた内容で構成されるべきです。
ターゲティングを怠ると、ウェブサイトはその潜在顧客に響かず、彼らの関心やニーズを引きつけることができないかもしれません。
ウェブサイトは訪問者に対して第一印象を与える重要なツールですので、ターゲット市場に合わせた設計は非常に重要です。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
次はページの構成についてお話したいと思います。
see you again!