日本刀の美を保つ、また保存刀剣の大切なお手入れや手直し方法について

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こんにちは。
見て頂きありがとうございます。前から質問の多かった保存刀剣の美を保つ方法を文章写真にて解説していきたいと思います。※未成年の方は申し訳ありませんが、保護者の同意の元拝見ください。
さてまずは日本刀の所持についてから、これから購入を考えている方についたても抑えていないといけない法律ですので、説明します。
日本刀を所持するには、銃砲刀剣類登録証と言う登録証明書を所有していないといけません。販売店から購入の際には説明されますが、オークションなんかではご存じのない方もいらっしゃいます。登録書のない物は違法となります。
登録管轄は、登録書に記載してある教育委員会が管轄となります。
また紛失してしまった場合には、警察署より発行して頂きましょう。

また登録書の発行される日本刀にも条件があり「昔ながらの製方で作刀されているもの「窯つくり、折り返し鍛錬の行われている物」との条件があります。
歴史的遺産として残すためと考えられます。ですので単にステンレスや鉄板を削って作った物は違法品です。罰則は厳しいので注意してください。
また、日本刀を譲り受けた日より20日以内に名義変更をしないといけません。
これを怠ると、何かの事件、盗難等があった時に以前の持ち主の方に迷惑をかけてしまいますので注意してください。

以上の点を守って所持していると貴重な歴史的財産です。丁寧にお手入れをし大切にしましょう。
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こちらは、皆さん聞いたことはあるとおもいますが「関孫六兼元」になります。
特徴的な波紋で「三本杉」と言う波紋で特徴的です。最上大業物と言われるほど特殊な造りをしています。
「四つ詰め」と言う製法で、折れない曲がらないよく切れる造りに心血を注いだと言われる程見た目も美しい物だと思います。
「私はお手入れ中にぬぐい布が切れてしまい中指を知らないうちに切ってしまい、痛みも無い物ですから血が垂れているのに妻が気づき怒られた事がありました。(笑)」不思議な事に血を拭くともう傷はふさがっていました。
お手入れには注意してくださいね。(笑)
 それでは、お手入れ方法ですが一つ一つ説明していきます。
※鉄製品である以上さびやすいです。そして間違ったお手入れをすると引け傷という傷が刀身に入ってしまいます。
1.お手入れセットがネットでもありますので、購入してください。
2.古い油をふき取ります。(ふき取り用のメチルアルコール主成分の物が売ってあります)
3.刀身を抜きます。目釘をセットに入っている金色のハンマーが入ってますのでそれで穴の小さい方から目釘を軽く叩くと抜けます。
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4.柄を握り自分の腕を叩くと刀身が揺れて抜けます。「付属品はなくさないように注意してください」
5.先端の丸い粉のついたポンポンがありますが、これは砥石の粉です。「刀身の峰の部分を叩きながら切っ先まで叩いてください。刀身全部を叩いてしまうと粉のつけすぎになり、引け傷の原因にもなります」
6.刀剣油をぬぐい紙に少しつけて元から切っ先まで薄くぬぐってください。
7.ぬぐい紙で刀身を握ったまま部品を元に戻してください。「鑑賞目的であれば、一ヵ月に一度行えば良いかと思います。
※周囲の人に怪我をさせないようにと、自分もけがをしないようにお手入れも楽しみながら行いましょう。
またお手入れは物を大切にする精神鍛錬にも繋がるかと思います。
それでは、見て頂きありがとうございました。

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