住宅ローン金利上昇で住宅着工数は減じるか

記事
ビジネス・マーケティング
1970年代のことを振り返ると、73年/185万戸をピークに83年/115万戸まで一度減じてから、バブル崩壊(90年)に向かって170万戸まで増加しています。
この時、住宅ローン変動金利(以後金利)も、86年/5%から89年/8,5%まで上昇しています。

このように、バブルが崩壊するまで金利上昇とともに住宅着工数は増加しています。一般的には、金利が上昇すれば住宅着工数は一時的には減じるが、当時はバブルで景気が良くインフレ以上に所得も上昇していました。
90年まで金利上昇でも着工数は減じることなく増加していて、住宅は高級、高額住宅のほうがよく売れて大手ハウスメーカーの業績も好調でした。

ただ、現在と異なるのは、当時は金利上昇以上に株価の上昇、不動産の値上がり、旧市街地の地上げ、含み資産増加による買い替え、団塊世代の住宅購入、銀行の貸付競争などがあったという背景がありました。

1・住宅ローン変動金利が8%台になると要警戒
2・バブル時金利が上昇しても大手ハウスメーカーの売り上げ経常利益は上昇
3・ただ、今後、客層の変化に商品(住宅)が対応できるかどうかです
4・住宅価格が下がる要因は何もない
この続きは購入すると読めるようになります。
残り:2,736文字
住宅ローン金利上昇で住宅着工数は減じ... 記事
ビジネス・マーケティング
500円(税抜)
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す