はじめに
Python+VSCodeで開発を進める上で、入れた方がいい拡張機能や、やった方がいい設定を紹介します。
※私が実際に行っている設定です
注意事項
このブログでは以下のことについては説明しません。
・Pythonの導入方法
・VSCodeのインストール方法
導入する拡張機能
・Python
→Pythonを使用する上での基本的なことを手伝ってくれます
例)仮想環境の設定、デバッグ
・Pylance
→Pythonの入力補完などPythonでコーディンする際の作業を楽にしてくれます
・Flake8
→PEP8(※)のルールに則ってコードのチェックを行ってくれます
・autopep8
→コードをPEP8のルールに則って自動で修正してくれます
・indent-rainbow
→インデントに色を付けてくれます
※PEP8とは、Python標準のコーディング規約です。
Pythonで開発する際は、基本的にこのコーディング規約に則ってコードを書いていく事が多いです。
導入手順
■基本編
拡張機能を導入する上での基本操作を説明します。
○拡張機能のインストール方法
1.拡張機能タブを開く
2.拡張機能を検索する
3.インストールする
■インストールのみで完了するもの
以下の4つの拡張機能はインストールした時点で使用できます。
カッコ内の拡張機能IDで検索してインストールしてください。
・Python(ms-python.python)
・Pylance(ms-python.vscode-pylance)
・indent-rainbow(oderwat.indent-rainbow)
・Flake8(ms-python.flake8)
■autopep8
1.拡張機能でms-python.autopep8を検索してインストールする
2.設定画面を開く(設定(左下の歯車マーク)から開けます)
3.ワークスペースタブを選択する
4.「editor.defaultFormatter」で検索して、Default Formatterを
「autopep8(ms-python.autopep8)」に設定する
設定画面は下記の画像を参考に設定してください。
5.設定画面上で「editor.formatOnSave」と検索し、チェックを入れる
次回予告
Pythonでの開発準備について説明できたらと思います。
おまけ(それぞれの拡張機能の動作)
ここではそれぞれの拡張機能のイメージを説明します。
基本的には拡張機能の説明欄にある内容と同じですので、詳しくはそちらを見るといいと思います。
・拡張機能なしの状態
・indent-rainbow
indent-rainbowを入れるとタブがある箇所に色を付けてくれます。
・Pylance
Pylanceを入れるとクラスや変数に色を付けてくれます。
また、入力補完もできるようになるためタイピングが楽になります。
・Flake8
Flake8はpep8に従っていない箇所をわかりやすくしてくれます。
例えば、使用していないクラスがある場合は以下のように赤い波線で
教えてくれます。
・autopep8
autopep8はコードを自動でpep8に沿った形に修正してくれます。
基本的にautopep8があればFlake8は必要ありませんが、
未使用なクラスや関数などはautopep8では修正してくれません。
ファイルを保存すると下記のように自動で整形してくれます。
↓保存