【2023年度版】VSCodeでPythonの開発環境を整えよう

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IT・テクノロジー

はじめに

Python+VSCodeで開発を進める上で、入れた方がいい拡張機能や、やった方がいい設定を紹介します。
※私が実際に行っている設定です

注意事項

このブログでは以下のことについては説明しません。
 ・Pythonの導入方法
 ・VSCodeのインストール方法

導入する拡張機能
 ・Python
  →Pythonを使用する上での基本的なことを手伝ってくれます
   例)仮想環境の設定、デバッグ

 ・Pylance
  →Pythonの入力補完などPythonでコーディンする際の作業を楽にしてくれます

 ・Flake8
  →PEP8(※)のルールに則ってコードのチェックを行ってくれます

 ・autopep8
  →コードをPEP8のルールに則って自動で修正してくれます

 ・indent-rainbow
  →インデントに色を付けてくれます

※PEP8とは、Python標準のコーディング規約です。
 Pythonで開発する際は、基本的にこのコーディング規約に則ってコードを書いていく事が多いです。

導入手順

■基本編
 拡張機能を導入する上での基本操作を説明します。 

 ○拡張機能のインストール方法
1.拡張機能タブを開く
VSCode_インストール.png
2.拡張機能を検索する
VSCode_拡張機能検索.png
3.インストールする
VSCode_拡張機能インストール.png

■インストールのみで完了するもの
 以下の4つの拡張機能はインストールした時点で使用できます。
 カッコ内の拡張機能IDで検索してインストールしてください。
 ・Python(ms-python.python)
 ・Pylance(ms-python.vscode-pylance)
 ・indent-rainbow(oderwat.indent-rainbow)
 ・Flake8(ms-python.flake8)

■autopep8
 1.拡張機能でms-python.autopep8を検索してインストールする
 2.設定画面を開く(設定(左下の歯車マーク)から開けます)
 3.ワークスペースタブを選択する
 4.「editor.defaultFormatter」で検索して、Default Formatterを
   「autopep8(ms-python.autopep8)」に設定する
 設定画面は下記の画像を参考に設定してください。
Autopep8設定方法.png
 5.設定画面上で「editor.formatOnSave」と検索し、チェックを入れる
autopep8_formatonsave.png

次回予告

 Pythonでの開発準備について説明できたらと思います。

おまけ(それぞれの拡張機能の動作)

ここではそれぞれの拡張機能のイメージを説明します。
基本的には拡張機能の説明欄にある内容と同じですので、詳しくはそちらを見るといいと思います。

・拡張機能なしの状態
プレーン.png

・indent-rainbow
 indent-rainbowを入れるとタブがある箇所に色を付けてくれます。
indent-rainbow.png

・Pylance
 Pylanceを入れるとクラスや変数に色を付けてくれます。
 また、入力補完もできるようになるためタイピングが楽になります。
Pylance.png

・Flake8
 Flake8はpep8に従っていない箇所をわかりやすくしてくれます。
 例えば、使用していないクラスがある場合は以下のように赤い波線で
 教えてくれます。
Flake8イメージ.png

・autopep8
 autopep8はコードを自動でpep8に沿った形に修正してくれます。
 基本的にautopep8があればFlake8は必要ありませんが、
 未使用なクラスや関数などはautopep8では修正してくれません。

 ファイルを保存すると下記のように自動で整形してくれます。
autopep8_before.png
↓保存
autopep8_after.png

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