Pythonを使ったウェブスクレイピングの基礎

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IT・テクノロジー
ウェブスクレイピングは、Webページから情報を抽出するテクニックです。Pythonには、ウェブスクレイピング用いるためのライブラリが用意されています。本記事では、Pythonを使用してウィキペディアから情報を抽出する基本的な手順を解説します。


0.必要なライブラリのインストール

本記事では、requests、BeautifulSoupライブラリを使用します。
requestsは、HTTPリクエストを扱うためのものです。特にウェブページのHTMLを取得するためによく使用されます。
BeautifulSoupは、HTMLやXMLの解析を行うためのものです。HTMLのタグ構造を理解し、特定のタグや属性を簡単に検索・抽出できるようにする機能を提供します。
以上のインストールがお済でない方は、ターミナルで以下を実行してください。
pip install requests
pip install BeautifulSoup


1.必要なライブラリのインポート

まずはじめに、ウェブスクレイピングに必要なライブラリをインポートします。
import requests
from bs4 import BeautifulSoup


2.Webページの取得

requests.get()関数を使用して、特定のURLのWebページを取得します。変数urlに、ウェブスクレイピングしたいurlを入れてください。ただし、ウェブスクレイピングはウェブサイトの所有者の許可なしに行うと違法となることもあるため、利用規約に反しないようにご注意ください。
url = 'ウェブスクレイピングしたいurlを入れてください'
response = requests.get(url)


3.HTMLの解析

取得したHTMLをBeautifulSoupを用いて解析します。解析することで、HTML内の特定のタグや属性を簡単に抽出できるようになります。
soup = BeautifulSoup(response.text, 'html.parser')


4.データの抽出

BeautifulSoupオブジェクトのメソッドを用いて、HTML内の特定の要素を抽出します。ここでは、ページの本文を抽出してみましょう。
paragraphs = soup.find_all('p')
for p in paragraphs:
    print(p.text)


5.まとめ

本記事では、Pythonを用いたウェブスクレイピングの基本的な手順を解説しました。。Pythonを使ったウェブスクレイピングは、情報収集やデータ分析の現場で大いに役立つスキルです。しかし、ウェブスクレイピングを行う前には、対象とするウェブサイトの利用規約を確認し、必要であればサイトのオーナーに許可を取るなど、適切な手続きを踏むことが重要です。

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