宣伝会議賞授賞式に行ってきた話。

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コラム
宣伝会議賞贈賞式。
それは、選ばれし者共が集う場所。
受賞の連絡を受けてから贈賞式の日程はいつなのか連絡が来ずモヤモヤしたものの無事たどり着くことができた場所。
会場はあのThe Okura Tokyo。貧乏人には一生縁がないはずだった場所に武者震いが止まらない。
ホテルを出て電車で一本。途中虎ノ門ヒルズをスルー、東京タワーを遠目に見て少し早目に会場入り。
受付で招待状と身分証明書を提示して会場の中へ。そこには受賞達の姿が。
すげえ!
皆マスクしてるから誰が誰だか分かんねえ!!!
ていうか俺だけ協賛企業賞受賞者の中で顔出ししてないし。ローラーさんやtontonさんやコヤまさんには挨拶しようと思ったけど早目に断念。
リハーサルは15時半から。
16時半、ついに贈賞式スタート。
まずは宣伝会議の偉い人の話からスタート。次に中高生部門の発表。
これはもうグランプリまで誌面で発表されてたけど全体的にレベル上がってるなあというイメージ。個人的には「放課後の続きは、ポケモンで。」と「こっちの私も、好き。」が好きな作品でした。もし仮に中高生部門の課題のコピーを書いて受賞作と競っても俺は勝てないだろうなあ。中高生のアイデアの新鮮さとそれだけじゃない技術の高さに脱帽。おめでとうの意味を込めて拍手を贈る。グランプリの子の勇気の話が印象的だったなあ。
そしていよいよ協賛企業賞発表。
トップバッターのローラーさんから始まり作品と名前が読み上げられ作者がカメラで抜かれ一礼。
めっちゃカメラに抜かれてる!
右前の前列にいたからか拍手してる姿とかがめっちゃカメラに抜かれて前のスクリーンに映される。勘弁してよ…
出番は多分2秒くらいだったけど変なことはせず礼をして座りました。
で、その後大人しく待ってたんだけど…
…長いな~
そりゃまあ40作品も作者紹介してたらそうなるよなあ…
受賞者にとっては一年に一度の晴れ舞台で申し訳ないけど後半は「首が痛い」と思いながら終了。
協賛企業賞については「これなら書ける」と勘違いしそうになるけど書けないよ。「ムギムギ飲める。」が面白かったからって、「よし、次回は変わったオノマトペコピーを書くぞ!」となったらアウトだよ多分。
それぞれがそれぞれの人だから書けたコピーであって、コピーに正解なんてないはずなのに正解があるかのように錯覚してしまうのが怖いところ。結局のところ調べて・考えて・切り口を広げて・自分と相手と向き合って・書くを地道にやるしかない訳で、1000本だ2000本だフル応募だとこれまで数にこだわってきたけれど、もっと1本1本を大切に書く段階に来たのかなという感じがします。ラジオCMも。答え合わせは来年で。
それけらファイナリスト発表。
ファイナリスト作品は「これがグランプリ!」という作品がなくて横並びといった印象だったので(*個人の感想です)どうなるかと見守る。
CMゴールド、コピーゴールド、眞木準賞と発表。
グランプリが発表された瞬間は、「ああ~」という感じでした。コピーっぽくない所が評価されたのかな。でもちゃんとコピーになってる所がコピー(何を言ってるんだ俺は)
贈賞式後は懇親会で立食パーティー。串揚げとかフライドチキンとか食べる。
まずローラーさんに挨拶しようと思ったけど姿を見失ったので断念。会場をローラー作戦でローラーさんを探してるとtontonさんを見つけたのでラジオCMの話をして、協賛企業の方とも話をして、ローラーさん(見つけた)に挨拶して、ナガイさんとラジオCMの話をして、CMゴールドの紀川さんと話す。「ゴールド取ると思ってました」と話しかけ、是非全国のラジオCMコンテストに応募してほしいと言う。FM徳島の作品見て思ったけどセンスある方だと思うから色んな作品を見たい。
そこで懇親会もうすぐ終了のお知らせが。自分のテーブルに戻るとファイナリストの秋田の奈良さんが写真を撮っていたので話しかける。ラジオCMの話をしてると奈良さんと一緒にいたコヤまさんとも話をする。
コヤまさん、俺のTwitter名を知らなかった事が発覚。
相互フォローしてるのに、さすが俺、存在感が薄い。
贈賞式後はすぐ帰る事に。
気配を殺しながら誰にも気付かれずにスーっと会場を後にする。さすが俺、今年だけで5回コジマさんと街中ですれ違ってるのに気付かれなかった男。存在感が薄い。
なぜなら予算がもうお土産代とプリキュアのグッズ代しか残ってないのと、行きたいお店があったから。
それは…

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ついに行ってきたぜ富士そば!
注文したのはラブライブの上原歩夢役の声優大西亜玖璃さんがよくTwitterにアップしてるコロッケそば。
一度でいいから食べてみたかったんだ…!
…な~んて富士そばに行きたかったから帰ったみたいな事言ってるけど本当はショックを受けて疲れていてからでした。
ローラーさんに話しかけた時ローラーさんと談笑されていた中村禎さんにとって、俺は空気扱いでした。
まあね。協賛企業賞だけで何人もいるし俺のコピーなんて凡作もいいとこですしね。
なんて拗ねたって何も変わらないから書き続けるしかないんですけどね。
今回受賞したもののコピーの腕が上がった気は全然しないし、
来週発表の某ラジオCMコンテストの最終ノミネートに残ってるけれどラジオCMに関しても何かを掴んだ気も全然しない。こっちは辛うじて指先にかかってはいるんだけど…
宣伝会議賞に参加してるのはざっと5000人~10000人くらい?
そのほとんどが受賞することなく有象無象として終わる。
「いや、俺・私はいつかグランプリを取る」と思っている人間でも受賞することなく終わる。残念ながら。
そんな中受賞できたのは幸運と言えるんだけど…
やっぱりあっち側(ファイナリスト)に行きたい!
ファイナリスト2本とか3本とか進出してる人がいるの見ると「俺もイケる」とか勘違いしそうになるけどイケねえよ絶対。
グランプリより衝撃だったのはファイナリストに複数本残っていたローラーさんと向井さんでした。どうやったらあんなコピー書けるんだよ…
残念ながら俺はファイナリストに行けない側の人間なんだよ。今回たまたま賞に選んでもらえただけだってことは自覚してるんだよ。
コピーの公募は連戦連敗。C-1グランプリは1回グランプリ獲って以降ファイナリストにも残れてないし、ラジオCMでちょこちょこ受賞できても毎回受賞してる化け物みたいなラジオCMモンスターズとは差があるし、今回のファイナリストとも埋めがたいほどの差があるし。
「応募し続けていればいつかきっと」な~んて無邪気に夢見れる時期はとっくに過ぎてしまった。

あー!!!
もっといいコピー書けるようになりてー!!!
もっと面白いラジオCM作れるようになりてー!!!
またラジオCMコンテストで無双してー!!!
ラジオCMコンテストのグランプリとスポンサー賞を独り占めしてー!!!

「上手いコピー」は俺には書けない。
Twitterのコピグラなどでいつもこのお三方だけは必ずチェックしてるコヤまさんやkintuさんやmakihide00さんみたいな上手いコピーは俺には書けないし面白い大喜利も浮かばない。
だから誰かの心に刺さる「いいコピー」を書けるようになりたい。
それとラジオCMでももっと面白いのを書けるようになりたい。
今年はラジオCMコンテストでグランプリを複数回取りたい。歯の矯正でお金かかっちゃったし保険適用外だし来週と再来週親知らず抜くしホントにもう…
贈賞式は楽しかった。楽しかったけど、空しかった。自分の実力の無さを思い知らされて。
なんて腐っても仕方ないから書き続けるしかないんだけど、果たしてこのまま書き続けて意味あるのかな?
でもまあ書き続けるんですけどね。
運命よ、そこをどけ。
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